ワイヤークロシェットの教室へ行く
2013.06.28 Friday 13:17
勉強ってやっぱり面白いもんじゃないよね、。。。という、なんというか当たり前のことに大学に入ってから気づくアホなおれ。。。。。
すんでのところでダークサイドに落ちかけて、ふと思ったんす。
だったら楽しいことをすればいいじゃないか。
自分がほんとに楽しいって思ってやってきたことを、ここでもみつければ?
そんなアタリマエのことに気づいたので、ネットでせっせと検索してみました。
ぼんやり日本で検索していたときには何もみつからなかったのに、こっちに来て本気で探したらざくざくとみつかるみつかる。
ということで、英語の勉強もかねて、行ってみようと思い立つ。ほで、地元のビーズやさんが主宰している教室にちょいよさげなものを発見。申し込みはお電話で! と明るく書いてあったのですが、電話まだ怖い。。。。。身振り手振り半分で会話している私なので、もうじかに行っちゃったほうが楽でしょ、、、ってことで、車すっ飛ばして飛び込み申し込みへ。
すみません、英語がまだあまりうまくないんです。大丈夫ですか、と聞いてみたら、「No problem!!」満面の笑みで申し込みを受け付けてくれました。 教室はちょうど1週間後。持ってくるものなど丁寧に教えてくれて、ひとまずほっ。
なんつか、ここ、Austinの人はみんな、本当にフレンドリーです。これが同じテキサスでも、ダラスとかに行くとだいぶ雰囲気が違うのだそうです。私が住んでいる場所は、どこに行っても嫌な思いをしたことがあまりありません。いいところだよう。
こちらでみつけたこの手の手芸教室、夜開催のものが多かったです。私のは夜の6時に始まり、9時まで。 昼にやってるのもあるけど、昼は子どもの車のお迎えなんかもあるし、夫が定時に帰ってくるなら、夜のほうが参加しやすいよね。こちらは子どもの送迎必須だし、子どもを一人で家に置いておけない(法律で禁じられている)ので、夜のほうが夫に子ども預けてこれる。だから結構若い人も多数。(この写真に写ってるのはおばちゃまだけど>笑)。このあたりもお国柄。
参加したのはワイヤークロシェットの教室。ビーズをただワイヤーで編むというだけのものなんですが、きっちりとしたビーズ系のクラフトに比べて、ラフな感じがとっても好きなんす。
教室、こんな感じー!
わー、、、きらきらしたもんがいっぱい! アガるアガる、気分がアガる。
地元のおばちゃまおねえちゃまばかりで、世間話してるんだけど、ネイティブの世間話ってのは内容ほぼ皆無で聞き取れません、早くって。。。。。
先生、とってもよい人だったんだけど、説明も言葉でされているものはほとんど聞き取れていない。
それでも、直に教えに来てくれれば、言ってることはだいたいわかります。
申し込みのときにNo problem!!と明るく答えてくれた女の子が、気を使ってくれてそばに来て、わかる? と何度も確認してくれたので、製作過程は無問題。
こんなのが作れました!!
楽しかったー。
参加費は25ドルだったので、なんかずい分安いなあと思っていたら、これは講習費。ビーズやワイヤーはお店で好きなものを選んで買うのです。だから、作ってるのはみんなすごく違っていて個性的。
自分で資材を持っている人は、持参で来てもよいので、材料持参なら講習費のみで受講できます。でも、ここに来てるおばちゃんたちは、人の作ってるのを見て「あら、それいいわー!」とか、もっと違う色が欲しい、、などと言ってはお店を歩きまわって、いろいろお買い上げしてくれるので、お店としては十分元が取れるし、足りない資材はすぐ出してくれてすごく親切でした。
先生の作品も、すごくいいじょ。
私ね、アメリカに来ることになった時、こっちでぜひ今やっているワイヤーワークを習って帰りたいと思っていたんです。
NYのバーンズ&ノーブルでワイヤーワークの本に出会ってから3年ほど。すっかり魅せられて、日本に戻ってからワイヤージュエリーの資格も取ったんだけど、でもね。日本のワイヤージュエリーは、私には乙女すぎたり、マダムすぎたりして、いまひとつ「なんか違うんだよなあ」という気持ちが残っていたのも確か。
アメリカのはね、いいんですよ。
おおざっぱで。
でもって、すごく個性的だし、色も主張が強くて。
キラキラふわふわではなくて、パッキリガツンという感じの作品を作る作家さんが多くて、アートに近いものが多く、ああ、こんなもんをいろいろ直に見てくれたら素敵だなあ、と。
その夢がひとつかないました。
資材もちょい違うから、表現方法も違っていておもしろい。
日本では、この手の講座は全部キットが用意されていて、お手本通りに作るというのがほとんど。今回のように全員ばらばらの色や資材で、長さも止め方もその人の好きなように、なんていう講座は、あまり見たことがないです。
てんでばらばらのみんなの作品見てるのも楽しかった。あと、進行にまったくむとんちゃくにマイペースで製作してるおばちゃん多くておもろかった。
ネイティブ同士で話される会話はぜんぜん聞き取れなかったけれど、最初は英語があまり得意でない、聞きなれない名前のアジア人が混じっていて、誰も話しかけてこなかったけれど、作品ができてきたら自然と、「その色いいわあ」「あらあなた、すごく素敵」とどんどん声がかかるようになり、最後には「あなたの使ったビーズと同じの欲しいの、どこにあった?」と話しかけてくれるおばさまもおり。
帰り際には、おばちゃまが引き連れてきた夫(笑)が、写真撮るよー! と記念撮影もしてくれました。
昔、NYに行ったときに在住のお友達のNorikoちゃんが、「芸術でも音楽でも、何かひとつできることがあれば、言葉が通じなくてもコミュニケーションができるし、相手から一目置いてもらえるんだよ、この街は」って言ってたのを思い出しました。
ワイヤークロシェットを習うっていうだけでも、ちょっとそんな体験が出来た気がしてうれしかった。
それいいねえ、きれいだね、いい色だよ、素敵だな、好きだな。
そういう気持ちがつながると、人ってちゃんとコミュニケーションできるんだなー。
いや、英語はもうちょっと勉強しないとだめぽですが。。。(いや、ほんとわけわかめだった)。ほんでもちゃんと申し込んで参加してきた自分を、なでなでしているところです。
また来週も別のものに参加してきます!