富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

平成なら天皇誕生日

辰年十一月廿三日。摂氏▲3.1/9.6度。晴。明け方に見た夢は上皇上皇后夫妻が何だか水府にお出ましで賑やかななか何だか機密のミッションあり夫妻に付き添ふのがアタシと家人で混乱のなか夫妻を秘密の経路から連れ出して敵のアジトに乗り込み平成さんが敵を次々とやつけてゆくのだつた。今朝目が覚めて新聞をみたら本日は平成の天皇誕生日であつた。昨日まで平成さんのことなど全く意識してゐなかつたのに、こんな夢を見るとは。

 子どものころに映画を見てゐて英国の流儀で二つ今でも印象的な場面がある。いずれも広大な敷地内にある屋敷で、若い主人が帰宅すると老執事が何だか小言を言ひながらも主人のジャケットにブラシをかけるシーンで、もう一つはその主人が壁の書棚の蔵書に囲まれた書斎でぼんやりと物思ひに耽つてゐると、どんよりとした曇り空の夕暮れなのだけれど、その書斎に友人なのだらう、屋敷はとなりの広大なる土地なのか、何か用事があるのか書斎までずけ/\と入つてきてソファに腰を下ろす。すると主人は立ち上がり書斎の片隅にあるテーブルでグラスにドボ/\とデキャンタからウイスキーを注いでグラスの一つを友人に渡して二人ともさっと一口を飲み干す……しばらくの静寂があつて主人は徐ろに「で、何だい、用事は?」みたいな。ジャケットにブラシをかけることも、書斎でのウイスキーで始まる会話も「大人の世界とはかういふものなのか」と思つた。陋宅に執事はゐないが洋服用のブラシは2つほどある。一つが天然毛ではなかつた。数日前の朝日新聞で紹介されてゐた洋服用のブラシ(池本刷子工業製造)GRAND IKEMOTOを入手。


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資生堂オンラインショップの冬のグリーティングカードが素敵で2枚あつたので1枚を英国のG夫妻に送らうと思つて郵便料金を確かめたらハガキは航空便で世界中100円なのだつた。国内のハガキが85円で15円差だとは。

葡萄酒も3,000円クラスになると少し「上等」になると思ふ。ふだんの夕食なら銘柄も関係なく1,000円クラスで良いのだけれど。「成功洋芋片」は台南で入手したポテトチップ。鄭成功に肖つて、これを食べれば祈願成就なのださう。鄭成功が「塩味」とフキダシ💬とは。信州から蘋果が届く。ゆうパックを夜、配達に来てくれた郵便局員に蘋果の段ボールを開けて一つだけだけどお裾分け。

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