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2012.10.01
あすなろ食堂のあすなろ定食 ~山形市《閉店》
「あすなろ食堂」の、あすなろ定食750円。
この日は、鶏肉の辛みソース、茄子とこんにゃくの煮物、キャベツの酢の物――とボードに書いてある。
たいしたことないように思うでしょ?
でも実際はこの表現からは想像もつかないクオリティで運ばれてくるのです。
メインディッシュ。万人に好まれるようなさらりとした辛みのソースには、挽肉や炒めネギなどがたっぷり。鶏肉は、衣をつけて一度揚げ、それにこのソースと、手間がかかっています。
生野菜は新鮮で、彩りも考えられています。ドレッシングがクセになる味。
煮物は、高野豆腐も入っており、どちらかといえば高野豆腐のほうがメインっぽい感じも。薄味で、煮汁までおいしい。
酢の物は、キャベツは脇役で、棒々鶏風の細裂き茹で鶏肉、さつま揚げ、ナルトなども入っていて、これらに白胡麻がさらさらと。酢の物の味付けも優れており、これもつゆがおいしい。
日々同じような食材を用いて、かくもバラエティに富んだ献立を調えることに感服すると同時に、もう感謝だなぁ、これは。
2012.10.03
まるたの中華そば ~山形市《閉店》
今年7月に開店した店。開店当時はとても混んでいましたが、この日の夜8時頃は、ピーク過ぎの時間帯とあってか客2組だけで、ゆったりできました。
めん蔵、ごま蔵、亞呉屋などと同じハーバーコーポレーショングループ。
ゲソ天付きの辛味噌ラーメンあたりがウリのようですが、ビギナーは中華そばの大盛り600+150円から。
ブシの効いた味付けで、飛魚を使ったダシ。スープの表面に薄い膜が張るほどのこってり系で、アゴが強く主張しています。
これを、刻みタマネギや青海苔をトッピングすることでまろやかに、かつ磯の香をまとわせて、全体として旨みあるものにしています。
脂の強さに合わせて塩味が強め。こうでもしないとバランスが保てないのかもしれませんが、せっかくのアゴダシの風味が損なわれてしまう気がしないでもありません。
自家製を謳っている麺は、中太のストレート、ややウェーヴのもっちり系。
大盛りのどんぶりがデカく、それにたっぷりの麺量。
トロ系チャーシューは、一口サイズが3枚。美味です。
ここではいずれ味噌ラーメンをいってみる必要があるでしょう。
2012.10.06
台湾料理美香居の酢豚定食 ~山形市
「美香居」で中華の定食を食べようと入ってみたのですが、ここの定食はラーメンとセットだったことを思い出します。
つまり、ここで定食類を頼めば伸びないようにまずは麺からいってしまい、結局ごはんは後回しとなってしまうのでした。
酢豚定食980円。
台湾・豚骨・醤油・塩から選べるラーメンは「豚骨」をチョイス。
麺は山吹色でツルツルシコシコ。製麺所のものでしょうが、なかなか美味。豚骨スープはあっさりしたもの。本場モンを望むヒトには物足りないかもしれませんが、このぐらいの風味のほうがいい感じです。
酢豚は、豚肉がやや硬め。大胆なカットが身上なはずのタマネギ、ニンジンなどは小ぶりで物足りないものの、パイナップルが入っていて甘酢の加減がよく量がたっぷりというあたりはグッド。
このほか、胡麻ドレッシングのかかったレタス中心のサラダ、漬物。写ってはいませんが、ほかに春巻1本分が付きます。
熱いうちにドウゾということなのか、春巻はメインが来てから1分後ぐらいに到着しました。
すべてうまいし、店内で飛び交うオネーサンたちの中国語もステキです。
しかし、この充実したボリュームにはチョー満腹です。
2012.10.09
めん蔵白山店のみそとんこつそば ~山形市《renewal》
久々に訪問しての注文は、以前と同様にみそとんこつそば790円を太麺で。
ずっと同じメニューを作り続けていると、時代の流行トレンドに対してまったくぶれない店と、少しずつ変化していく店があると思いますが、ここはどちらかというと少しだけ後者的なところがあるのかもしれません。
レシピは同じなのでしょうが、スープが以前よりも味噌の方向に行っているようで、とんこつを象徴する白濁スープの色が少し味噌で茶色っぽくなっているように感じました。
また、メンマの量、チャーシューの厚さなどに微妙なコストカットを感じました。
右下のキムチは、ご自由にドウゾの壺から取り出して乗せたものです。
このキムチがなければ、みそとんこつの醍醐味は味わえないと思っており、たっぷりと。790円にはこのキムチの代金を上乗せしているはずなので、たっぷりでもいいでしょう。
普通盛りで十分満足。
太麺がぷりぷりのため滑り落ちやすいので、できれば塗り箸ではなく、割り箸でわしわしといただきたかったなぁ。
2012.10.11
麺屋はやさかの中華そば ~山形市
初訪問して、中華そばの大盛り、550+100円を。
表面積が大きくない、ある程度深みのあるどんぶり。
赤湯ラーメンを髣髴とさせるニボシの香り。しかしそれ一点張りではなく、背後にある深いダシと、さらにその奥にある生姜のほのかな香りを感じました。塩辛くもなく、おいしいスープです。
麺は自家製。プリプリ感がある半透明で、これも美味。
スープと麺に不満はないし、全体としての調和もいい。頻繁に食べても飽きがこない味なのではないか。
トッピングについては、薄切りだったり量がしょぼかったりで、やや不満。
もう50円値を上げて、チャーシューとナルトを厚くして、ネギとメンマをたっぷりと入れれば、リピーターが増えるのではないでしょうか。
もっと流行ってもいい店。いずれまた行ってみます。
2012.10.13
カツ丼豊家のふわとろ玉子カツ丼 ~尼崎市
ここからの5連載は、2012年10月7~9日、尼崎市で開催された某音楽祭を観に行った時に食べたものです。
まずは、尼崎市東難波町の「カツ丼豊家」。
出かける前からチェックして、阪神尼崎駅から15分ほど歩いて行ってみました。
ねらいはふわとろ玉子カツ丼、並盛りにして690円。
噂どおりなかなか美味。卵が後がけなのか、オムレツ状態になっています。
カツは、普通サイズと厚さですが、揚げ立てで熱っちち!
丼つゆは、甘辛さが抑えられたものがたっぷりで、ごはんは箸で持ち上げられず、かっ込むことになります。そしてそのかっ込みがおいしさを助長。
カウンター隣りのオネーサンは最後までかっ込むようなことはしていませんでしたが、食べ終わるまでかなり時間がかかっていました。
このほか、特製ソースカツ丼、あっさりだしカツ丼、カレーカツ丼、おろしだしカツ丼、みそカツ丼などがあり、近くにあったならば各メニューを試してみたくなるような店でした。
店内も、昭和を感じさせるレトロ感があり、よかったです。
2012.10.14
どさん子大将尼崎店のサッポロチャンポン ~尼崎市
阪神尼崎駅前の中央・三和本通り商店街にあったラーメン屋。
ただのどさん子ラーメンなら入ることはなかったでしょうが、尼崎には“尼チャン”と親しまれている名物の尼崎チャンポンがあり、これを食してみたかったため、入店しました。
いくつかある尼チャンの店のうち、比較的宿から安易に行けるところを選択しましたが、これは当たりだったかも。
広くない間口から入店すると、けっこう奥が広く、その一番奥の席に陣取ってサッポロチャンポン930円を。少々高いけれど、これはご祝儀価格だと思いましょう。
直径28センチだそうですが、表面積のでっかい、どんぶりというよりも平皿にシフトした器に、ご覧のとおりあんかけがたっぷり。
これはいわゆる五目ラーメンか!?と一瞬思ったものの、さにあらず。味は五目あんなのですが、スープが全くないのです。ぜんぶ五目あん。
この店だけがそうなのかどうかわかりませんが、茹でた中華麺にたっぷりの五目あんをぶっかけたもの、と考えていただいていいと思います。
このあんが熱いのなんの。ハフハフ、ヒハヒハで涙を流しながらいただきました。
麺については、関西はこういうものかという細麺ストレート。本場の道産子が見たらさぞお嘆きになるだろうと思われる麺です。
2012.10.15
お好み焼つくし明石本店のちゃんぽん玉 ~明石市
中日は、三ノ宮と新長田をふらつき、その後は明石まで足を伸ばしました。
明石焼きを食べようと考えてのことでしたが、着いたのがちょうど昼時で、商店街にたくさんある明石焼き屋はどこも長蛇の列。だめだこりゃっ!
ではまあ、お好み焼きでもと考えて見つけたのが、JR明石駅近く、大明石町一丁目交差点のビルの2階にあったこの店でした。
明石焼きもありましたが、朝食を食べていないわが身にはそれでは足りないだろうと考えて、お好み焼きの中から「ちゃんぽん玉」870円をチョイスし、たくさん歩いたのでこれに生ビールを添えてみました。
焼きあがったものが運ばれてきて、トッピングは卓上の調味料などでご自由にドウゾという方式。
卓上にはソースが3種類、マヨネーズ、かつお節、青海苔、紅ショウガ、塩など。
まずはこれらをテキトーにかけ、コテで切り分けて小皿に移してはさらに味を調節していただきました。
ふっくらした厚みがあって美味。
「ちゃんぽん玉」とはタコ・イカ・エビ・ホタテなどの海産物のほかにも豚肉などをちゃんぽんにして加えていることから生まれた名称と推察しましたが、どうでしょう。
昼時はデザート付き。3種類あるうちから、ゆず味シャーベットをいただきました。
150円加えれば、ご飯、味噌汁、漬物がついてくるというランチセットを頼む客多し。関西人はお好み焼きをおかずにしてご飯を食べるという噂は本当だった!
2012.10.16
やよい軒尼崎中央店のサバの味噌煮定食 ~尼崎市《閉店》
音楽会を終えて20時30分。朝からめいっぱい歩いたし、疲れたな。
居酒屋で酒を飲もうかとも考えましたが面倒になったので、まずは腹ごしらえをして、ホテルに帰ってテレビを観ながら部屋飲みすることに。
またもや尼崎の中央・三和本通り商店街へと赴き、「やよい軒尼崎中央店」へ。
何を食べようかな~とぼんやり考えて入店すると、食券をお求め下さいと。こうなるとゆっくり品定めもしていられなくなり、千円札を入れて、思い付きでサバの味噌煮定食590円と小鉢(サラダ・とろろ)150円のボタンを押します。
食券を取りに来たオネーサンはまだ若いのだけれども、年増のウエイトレスのような口ぶり。キミ、人生に疲れていないか?
で、「小鉢はどういたしますか?」と。……。あ、そうか、サラダかとろろのどちらかを言え、ということなのね。
サバの味噌味は上々。これで590円ならいいセンいっているのではないか。
サラダはごまドレッシングでポテトサラダも添えてあり、思いのほかよし。味噌汁も美味。ごはんがしょぼいなぁと思いましたが、食後におかわり自由であることに気づく。この後に酒を飲むのでどのみちおかわりはしなかっただろうけど。
年中無休で夜11時まで営業とのこと。独り者の若者などには非常に重宝するのでないか。
この通りにはこの店のほかにもいろんな定食屋があって、B級愛好家をそそるものがありました。
2012.10.17
味噌蔵麺光の白味噌らーめん ~岩沼市
帰る日、昼は大阪空港あたりで食べようかと考えていましたが、空港には高価のわりに食欲をそそるような店はなく、仙台に着いてからラーメンを食べようと予定を変更。
14時近くに岩沼市内を物色し、国道4号バイパス沿いにあるこの店に飛び込んでみました。
赤みそ、白みそのラーメンがウリのようなので、メニューの筆頭に書かれていた白味噌らーめん680円を所望。
脱サラしてラーメン屋を始めたのではないかと思わせる誠実そうな店主。
麺は、中太縮れのプリプリ系。スープは、味噌の味が引き立つ旨み満点のもの。味噌ラーメンにありがちな濃厚な味ではなく、味噌本来の味で勝負しているんだなぁと思わせる秀逸なものでした。
トッピングは、小さいチャーシューが1枚、メンマ適量、海苔、ネギ、多めのモヤシ、少しのニラ、少しの挽肉。
モヤシが油っこくなく、シャキシャキ感が残っていておいしかった。
こういう存在感のある麺やコクの深い味噌味は、関西の人たちには出せないのだろうなと思う。そして、おそらく彼らはラーメンに対してこういうものを求めていないのだろうな。
2012.10.18
南四番町食堂 ~山形市《閉店》
さまざまなおかず類から自由にチョイスしてナンボというシステムの大衆食堂。
今回のチョイスは、イカフライ158円、麻婆豆腐198円、生卵58円、ライス137円、味噌汁70円の、計621円です。
このシステムはつい多くのおかずをとってしまいがち。そしてそれらが各上の品々だったりすると、けっこういい値段になってしまうので注意が必要です。たとえば、季節メニューの牡蠣フライだと一皿300円以上します。
ここのフライ類は多少冷めても衣がショリショリしてけっこうイケル。
麻婆豆腐は、冷え気味の展示品をさっと熱々のものに交換してくれるし、申し分はありません。
でも本音を言うと、できたての定食をパッケージでさっとサーヴされるほうが気持ちはいいですけどね。
2012.10.20
五十番飯店上海厨房の肉うま煮飯 ~山形市
肉うま煮飯780円。「上海厨房」で初めて食べるごはん類。
肉うま煮飯と言えば、小白川町の「醐伯飯店」のそれを真っ先に思い浮かべますが、運ばれてきたものを見て、これはそれに酷似している!と思いました。
衣をつけて炒めたような不格好な豚バラ肉をメインにしたうま煮がたっぷり。
醐伯飯店のものよりはうま煮の比率が高く(ということはライスが少なめで)、味的には隠し味として紹興酒が効いている感じでしょうか。それに伴って、料金的にはやや高め。
でも、旨いですよ、コレ。
満腹とまではいかないけれど、腹八分目を目指すならこのぐらいがベスト。ザーサイとスープも中華料理店らしい演出でよいと思います。
2012.10.22
亞呉屋の中華そば ~山形市《閉店》
夜の街で飲んだ後の腹ふさぎにと、夜更けに仲間二人と共に十日町の「亞呉屋(あごや)」へ。
中華そば(並)600円。
山形では昨今店舗数拡張を続けるハーバーコーポレーション系の店。
ウリはアゴ(飛魚)のダシを効かせたスープ。そのブシから出た脂が表面を覆い、ブシの旨みに振られたコク深いものです。酔って食べてもはっきりわかるくらいだから、シラフで食べたならかなりのインパクトがあることでしょう。
麺は平打ち、太麺のやや縮れ。平打ち独特のひちゃひちゃした食感があり、口によく合います。
以前ココで食べたつけ麺の麺はぶっとい全粒粉仕様でしたが、それとは別物で、個人的には断然こっちの麺のほうがいいと思う。
トッピングの玉ネギが全体の脂っこさを一定程度打ち消しているようで好感。
同系列の「まるた」の中華そばと比べると、よく似てはいるものの、こちらのほうがスープのアゴの明確さ及びその塩加減、麺のデキ、盛り付けの見栄えなどの面で一枚上。
ハーバー系に行くなら亞呉屋。そして、亞呉屋に行くならつけ麺ではなく中華!かな。
2012.10.24
とんかつ竹亭山形店のかつ丼ランチ ~山形市
何度か赴いたことがあるものの、ココは高額デアルと認識していて、その後なかなか足が向かないでいました。
しかし、ランチタイムならば一般的な料金で食べられることを知り、再訪してみた次第です。
かつ丼ランチ714円。
高級店(値段が)でこの料金ならそうそう期待はできないだろうと思ったところ、意外や、充実の内容でした。
まず、漬物2種が登場。その量も十分。そして、「グラスをお持ちしますからドリンクバーからご自由にどうぞ」と。いいですねぇ。
登場したメインはご覧のとおり。味噌汁か小うどんがチョイスできます。
カツ丼に一定の肉質を求めるのであれば、ここの肉は申し分なし。脂身を多めに含んだロースはかなり柔らかくジューシー。どんつゆも含めて脂分が濃厚で、他店と比較して一枚上の味わいがあります。卵もたっぷり。
ボリュームも十分。にもかかわらず、ごはんとキャベツはおかわり自由とのこと。最近体重が増加気味なので自重してしまったけれど。
接客も上々で、「かつや」のアルバイトもこのぐらいやってほしいという思いがふつふつと湧きあがったところ。(笑)
今どきカツ丼単品でも750円はするのが一般的なのに、この充実度に加えてごはん、キャベツ、飲みものをじゃんじゃんいただけるわけですから、ゼッタイにお得だと思います。
ちなみに、グランドメニューのかつ丼は1,134円。内容相応なのでしょうが、やっぱり高いよねぇ。
2012.10.26
そば処すぎのしょうゆラーメン ~山形市
飛魚ダシのラーメンでその名が知られる「そば処すぎ」を初訪問。
しょうゆラーメン600円。
飛魚のみで取ったというスープは噂どおり美味。この澄んだスープの色をご覧ください。
雑味のない味。あれこれブレンドして取ってみましたぁというスープが全盛の時代にあって、こうも素直に、こうも愚直に、古典的な中華そばのあり方を追及している店も貴重なのではないか。
味の奥行きはさほど感じないものの、基本形の味をストレートに表現しているんだなぁと感心することしきり。ダシと醤油の香りが際立ち、一般的なスープにある甘みのようなものは感じられません。
何口か啜った後に黒胡椒を振りかけると、さらに引き締まった印象がありましたが、邪道でしょうか。
麺は、完全に米沢ラーメンの範疇です。極細の縮れ麺。喉越しはほろほろで秀逸。山形市内の南にある某米沢ラーメン専門店なんてまったく目じゃありません。
こんなにおいしいのだったならもっと早く来るべきだったなぁ。
でも、料金に関しては不満。普通盛りにしても米沢ラーメンとしては高めだというのに、大盛りがプラス210円とは。
2012.10.28
もと木そばのエビヒレ定食 ~山形市《閉店》
下の息子がまだ幼稚園の頃に一緒にお邪魔した記憶があり、それ以来の訪問。
あのときは、おじいさんが一人で頑張って店を切り盛りしている様子を見た息子が「一人暮らしでたいへんだね」と言ったのを覚えています。“暮らし”が余計。(笑)
ランチタイムのサービスメニューのエビヒレ定食650円。
これで650円なら納得ではないですか。
こんがりと揚がった大きめのエビフライと、豚のヒレ肉を幾層かに重ねたものがメイン。「あすなろ食堂」のようにエビの透明度が残るぐらいに高温で軽く揚げるやり方も好きですが、このぐらい徹底してカラリと揚げたエビフライもいいと思う。
大きいレモン。コストより手間を省くことに力点を置いているとも言えるかも。
ごはんはごま塩がかけられ、漬物も田舎風で適度に塩辛い。
その中にあって、そばつゆは塩分が少なく、ソースをかけたフライを含めたすべての中で一番薄味でした。
できればつゆにもう少し蕎麦屋の工夫があってよかったかもしれません。
焼肉定食700円などもそば付きで提供しているようなので、機会があったらまた行ってみようと思います。
2012.10.30
中国料理醐伯飯店の肉うまにめし ~山形市《閉店》
先に「上海厨房」の肉うま煮飯を食べたときに「醐伯飯店」のそれを思い出し、行ってみました。
肉うまにめし700円。
これまでにおそらく20回ぐらいは食べていますが、いずれも出前でのことで、店で食べるのは初体験。できたてはおいしいです。
一口目に感じるぴりりとした紹興酒の香りと甘みはいかにも中国料理店といった感じ。
豚肉は、どちらかと言えばくず肉の部分なのでしょうが、テンメンジャン(甜面醤)でいい味付けがしてあり、とても美味。
豚肉のほか、白菜、タケノコ、タマネギ、チンゲン菜、キクラゲなど。
それらはいずれもカットが大ぶりで、陶器製の肉厚レンゲでは掬うのが大変なくらい。また、一口では口に入りません。肉やキクラゲなんてビラビラしたものがどんと入っているので、これらは箸で切り分けながら食べました。
ごはんの炊きあがりは独特。その感じは食べてもらえればわかってもらえると思います。
上海厨房のものと比べれば微妙にジャンク感はありますが、味についてはまったく負けていません。
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