5年ぶりに開けた袋戸棚の中からは、
懐かしいものが次から次へと出てきます。
アメリカに住んでいた頃、
いつも行っていたビーチがあります。
オーシャン・ビーチ。
サン・ディエゴの海岸としては
一番南にあるビーチ。
南から北へと上がるにつれて、
リゾート感が増して行き、
ビーチ沿いのお店も、
ビーチで遊んでいる客層も変わっていきます。
北にあるデル・マー・ビーチにはかつて住んでいたことがあるし、
ラホヤ・ビーチという、サン・ディエゴで
恐らく一番有名なビーチでは、
画廊でアルバイトをしていました。
高級リゾート地であるラ・ホヤには、
有名なフレンチレストランや、
アートギャラリー、ブランドの店が軒並び、
そうしたお店に来る客も、
リムジンやベントレー、ベンツ、ジャガーなどで
乗りつける客の多い場所で、
半年間、画廊でアルバイトしていた頃は、
それなりに楽しい日々でした。
が、一番足繁く通い、
初めてサーフィンをしたビーチは、
南にあるオーシャン・ビーチ。
浮浪者もいれば、ヒッピーもいる、
治安も良いとはいえない場所でしたが、
よくここのビーチ沿いを散歩し、
ピア(桟橋)の上から波打つ海を眺めていたものでした。
オーシャンビーチの夕焼け↑
その頃、20代。カリフォルニアの燦々と輝く
太陽を浴びて、こんなに真っ黒でした。
黒いにも程がありますねぇ・・・。
そんなオーシャン・ビーチの桟橋を
描いた絵が、袋戸棚の奥のほうから
出てきました。
20代半ば、難民たちのための
政府が運営するアダルト・スクールの
絵画教室に通い、
水彩画を学んでいた頃です。
砂浜からずっと沖へ向けてのびる桟橋。
その下からピアを眺めたところ。
スケッチブックを開いた途端、
久しぶりにこの絵を目にし、
カラカラに乾いた空気感、
コバルトブルーの空、
初めてのサーフィンで溺れかけたこと、
ピアの中ほどにある橋の上のカフェで
食べたフレンチフライ・・・
一気にノスタルジックな気分になりました。
ああ、この桟橋をよく一緒に散歩したのは・・・
・・・いかん、いかん。また手が止まってる。
まだまだ片付けは始まったばかりです。
引っ越しに合わせて、15年間使った
冷蔵庫を買い替えようと思っています。
そこで、先日夫と一緒に某家電店で
冷蔵庫を見て回ってビックリ。
最近の冷蔵庫の野菜室、
一番下の引き出しになっているそうですね。
私たちが冷蔵庫を買った、15年くらい前には
ちょうど野菜室が一番下から真ん中へと
変わった時代でした。とても斬新なアイディアだったのですが、
ずっとそれが定着していると思っていたら・・・。
売り場のお兄ちゃんが言うには、
ここ数年はまた野菜室が下に移動したのだけど、
その理由のひとつには、主婦があまり料理をしなくなったからだとか。
どうしても共働き夫婦が増えて、
野菜室よりも、冷凍室を開ける頻度の方が多くなり、
そのため、一番開閉しやすい真ん中へと、
冷凍室が移動し、野菜室は下へ追いやられたとか。
ホントに?
そりゃ、私も冷凍庫はいつもギュウギュウになっていますよ。
冷凍食材も使います。
が、
やっぱり開閉頻度が高いのは、野菜室でしょ?
果物だって、お米だって、粉類だって、
み~んな野菜室に収まってるし。
もうひとつの理由は、省エネ。
効率よく冷蔵庫を冷やすには、
真ん中に冷凍庫があった方がいいようで。
というわけで、各社こぞって
横並びに野菜室が下へ追いやられた中、
東芝だけはこだわりの「野菜室真ん中」
を守り続けているらしい。
東芝と言えば、最初に野菜室を真ん中に持ってきた会社のはず。
私が今、欲しいと思っているのはその東芝の
べジータ。
ドラゴン・ボールか?
これ、かなりのすぐれものらしい。
何と言っても、野菜ならすべて、
たとえ葉物野菜でも、新鮮なまま、
冷凍させることができるんだとか。
下ゆでする必要もないらしいです。
そして、マイナスイオン効果で
バクテリアの発生を抑えるだか、除去するだか・・・。
どなたかこのべジータ、
使っている方がいらっしゃったら
是非ご感想お聞かせください。
今日も我が家は朝からずっと引っ越しの片づけ。
袋戸棚の奥には、長年私が集めた
グリコの20世紀シリーズのおまけや、
チョコエッグの動物たち、ミニ・バービー人形、
ウルトラマンのガチャガチャの山。
これが段ボールの山一箱分。
さすがに新居に持って行くわけにはいかず、
これは夫の実家の屋根裏へ移動することに。
大人になってもまだ
グリコのおもちゃを捨てられない私って・・・。
というか、大人になってから箱買いして集めたものだった・・・。
他にも数年間、目にも触れなかった、
一度も使ったことのないバッグが
いくつも出てきた。
丁度、家庭菜園で採れた大根と
白菜を持ってきてくれたジャーリンと、
野菜とバッグをバーター。
収納スペースが広いのをいいことに、
溜めに溜めてきたモノの数々。
もしかしたら5年くらいに一度の引っ越しって、
身軽になるためには必要なのかも。
小学校の頃からずっと洋楽ばかり聴いていた私の、
大好きな曲のひとつがこれ。
ドゥービー・ブラザーズの
ロング・トレイン・ラニング。
確かあれは、小学校6年生か中学1年生頃だったと思う。
同じ集合住宅に住むのぶちゃん、
別に洋楽好きでも何でもない彼女と一緒に
やよいのレコード・コーナーに行ったときのこと。
のぶちゃん、レコードを買うのが初めてだったのかどうか
よく覚えていないけれど、とにかくどんな
レコードを買おうか迷っていた。
そこで私が勧めたのが、この曲の入ったアルバム。
確かのぶちゃん、半信半疑で購入した。
当然の展開だけど、さして洋楽好きでもない
のぶちゃんにとって、このアルバム、面白くもなんともない。
結局、私の手元に長い間とどまっていたような記憶がある。
すまんかった、のぶちゃん。
今聴いても、めっちゃかっこいい。
この曲が流れると身体が動き出す。
ロックしているヤツは、おっさんになってもカッコイイ。
ちなみにこの曲、ロング・トレイン・ラニングは
私のiPhoneの着信音。
ステージ前の最前列で、ノリノリで踊ってる
オレンジシャツのオヤジはクラプトン?