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  • 2017.01.31
  •   平和を吸って喜びを吐く



    先日、このブログで紹介したドラマ、
    グレイス&フランキーの中に、
    こんな言葉が出てくる。



    ドラマ04





    「平和を吸って喜びを吐く」

    "Inhale peace, exhale joy."




    グレイスとフランキーの親しい友人がガンの末期で、
    自らその命にピリオドをうつことを決める。


    奇跡が起きるかもしれないのに、なぜ諦めてしまうのか、
    この世に未練はないのかと迫る2人に彼女は、



    「奇跡は必要ない。十分幸せだった。
    一生懸命生きて来たもの。一瞬一瞬をね。」


    そしてこのセリフへと続く。


    「平和を吸って、喜びを吐く。」



    自分の人生は、一瞬一瞬が平和で喜びに満ちていたと。




    ここ数日、朝から晩までトランプの話題が続く。

    「分断」、「亀裂」、「闘い」、「制裁」、「差別」、「憎悪」、「報復」・・・・・

    ネガティブな言葉ばかりが並べられ、
    そのネガティブ・エネルギーに
    ますます世の中が「平和」や「喜び」からかけ離れていく。



    「平和を吸って、喜びを吐く。」


    たったそれだけの、ドラマの中の短いセリフ。



    それが叶わぬ人々がどれだけこの世界にはあふれていることか。


    多くの難民が、これ以上苦しめられることなく、
    「平和を吸って、喜びを吐く」ことができる世の中になってほしい。





    猫37



  • 2017.01.29
  •   久々のアタマ真っ白体験





    *27、28日のブログも更新しました。



    金曜日、ここ数年経験していなかった、
    あの、アタマ真っ白体験が再び。



    髪の毛は、この年齢にしていまだに
    白髪がないという、いたって恵まれた髪質だけど、




    アタマの中がねぇ・・・ほんとに真っ白になった。




    というのも。



    本日の地元紙に出ていた記事、
    この、インドからのIT研修生11名
    通訳をすることとなり・・・・・・。



    記事02



    実は、友人が今回の産・官・学のインターンシップ・プログラムの
    通訳をしていたのだけど、その通訳の最終日、ある事情で、
    「万が一」の事態の場合、ピンチヒッターとして、
    私が通訳を交代するというお話が来ていた。



    しかし、その「万が一」の事態は恐らく起こらないだろうということで、
    何事もなく、週末を迎えるはず・・・・・・だったのが。



    まさかの、前日の夕方の通訳交代依頼の電話が!




    ま、マジですか~!



    そ、そんな、前日よ



    しかも、資料もないし?



    ITのことなんかまったくわからないし?



    3時間の通訳・・・いやいや、あり得んでしょ。




    と、その「万が一」が来てしまったことに愕然。




    通常、通訳をするということになれば、
    かなり前から資料を頂いて、
    誰がどんな話をするのか
    把握しておかなければならない。




    事前に打ち合わせをし、可能であれば
    通訳をする相手と会い、どんな人なのかも
    情報収集できればなおよい。



    それが無理でも、話す内容は
    打ち合わせしておかなければ、
    当日ぶっつけ本番でなんてできるもんじゃない。



    よく誤解されがちなのが、


    英語ができる人は通訳もできる。


    これ、全然違う。通訳というのは、
    ただ英語が話せたらできるというものじゃない。



    そしてこれまたよくありがちなのが、
    こうした通訳依頼、仲介する人が
    通訳という大変さをわかっていないことが多く、



    日常会話程度の通訳で大丈夫らしいよ。」



    なんて、適当な事を言う。



    で、ふたを開けてみると、
    これが専門用語バリバリで。



    思い出したくもないけれど、
    10数年前、私はこれで大失敗をした。



    日常英会話ができる人を探している、
    当日のスピーチをするアメリカ人は
    まだ決まっていないから、資料が渡せない・・・



    そんないい加減な依頼を信じて
    向かった先に待ち受けていたのは・・・


    スミソニアン博物館の科学者。


    もうね、泣きましたよ、あたしゃ。



    あの時のトラウマは、
    その後数年間引きずりましたよ、はい。



    今までの人生で最悪の通訳経験。



    今回の通訳はそのIT企業研修生である、
    インド人の会社員や理工学部の大学生たちが、
    この2週間、島根県内のIT企業で研修をし、
    その成果をプレゼンテーションするというもの。



    大学の講義終了後、すぐに会場へ。


    開始時刻30分前に到着したけれど、
    なんと、研修生たちはまだ、
    プレゼンテーションの資料作りの真っ最中。



    しかも時間が相当押している。



    事前に資料に目を通せない・・・。



    幸い、プレゼンテーションの内容の多くは
    滞在中の経験で感じたこと、問題点、改善策など
    訳しやすい内容ではあった。




    けれど、中にはやはりコンピュータの
    プログラミングについて話をされる人や、
    インドの独特の巻き舌英語で早口で
    話される人たちもいて、そうなると、
    単語を拾うのに必死。



    そして、適切な日本語が浮かんでこない。



    数秒間沈黙し、考える。



    すると、インド人は、私の通訳が終わったと思い、
    次の話を始める。すると、先ほどの通訳が
    中途半端なのに、今度は次の話に神経を
    集中しないければならないのに、焦ってるから
    アタマの中が真っ白になってしまう。



    恐ろしいほど、IT単語や経済用語が出てこない。



    通訳をするときには、全神経を集中して、
    相手の話に耳を傾けながら、手元ではメモを取る。


    あんな緊張感は、日頃生活していて経験することはない。


    通訳が上手くいけば、この、緊張感から
    解放された後の達成感はここちよいけど、
    上手くいかないときは・・・自己嫌悪に落ちてしまう。



    決して満足のいくものではなかった今回の出来。


    主催者側から何度も、突然の依頼を詫びられたけど、
    受けたからには責任もってやるしかないのよね。



    仕切り直してまた英語を勉強しなおそう。




    前進あるのみ。




    と、立ち直りの早い私はポジティブに行く。






  • 2017.01.28
  •   希望と絶望のティファナ 


    *27日ブログも更新しました。



    1週間前にNHKで放送されたドキュメンタリーWAVE

    希望と絶望のティファナ 
    ~トランプ就任 国境の町は今~




    テレビ02




    このブログでも何度か書いている、
    メキシコ国境の町、ティファナは
    私が住んでいたカリフォルニア州、
    サンディエゴと国境を接している。



    テレビ03



    私自身も、在学中に日本のある企業で
    アルバイトをさせてもらっていた関係で、
    その会社の工場のあるティファナへは
    仕事で何度か国境を越えて行ったことがある。



    仕事以外にも、サンディエゴに住む人にとって、
    ティファナへ行くというのは、国を越える感覚より、
    隣町へ行く・・・という軽いもので、
    プライベートでもたまにティファナに飲みに行ったり、
    買い物をしに行ったことがあった。


    一度など、アメリカの歯医者は高いので、
    お金を節約しようと、ティファナの
    歯医者まで行ったこともある。


    ただ、アメリカ側からは行きはよいよい、だけれど、
    メキシコからアメリカへ戻る時には
    国境付近は渋滞が続き、警備も検査も念入りとなる。


    実際、あまりにも簡単に国境を越えられるということで、
    日本からの留学生がパスポートを忘れて入国し、
    アメリカへ帰れなくなり、数日間拘留された・・・ということも。



    私自身も一度、パスポートを忘れて入国してしまったことがある。
    その時は、カリフォルニア州の免許証を出して、
    アメリカ人を装い、なんとか国境での検査を免れた。



    初めてティファナを訪れた時のショックは
    今でもしっかりと覚えている。


    23、4歳くらいだった私は、メキシコの現状など
    なにも知識を持ち合わせておらず、
    国境を越えた途端に、目の前に広がる世界に
    衝撃を受けた。陸続きの国、一本の国境を
    隔てたそこには、盲目の老婆を連れた幼い子や
    身体の一部を失った人々が物乞いをし、
    車をめがけて少年たちが必死にフロントガラスを
    拭きにやってきて、少女たちは花売りをしている。



    少し先を行くと、砂埃の舞う、インフラの整っていない
    デコボコの道路と、その両脇に並ぶ土産物屋。



    町中に行ってもさほど光景は変わらない。

    サンディエゴから多くの若者たちが遊びに行くので、
    そこでも至る所に物乞いがいる。

    カリフォルニア州では、21歳にならないと
    お酒が飲めないため、18歳以上が飲酒可能な
    メキシコまでお酒を飲みに繰り出す若者も少なくない。



    国境付近では、不法入国を試みる人々が後を絶たない。
    砂漠を越える際、国境警備隊に銃で撃たれたり、
    道に迷って命を絶つ人たちもまた、なくなることがない。



    運よく国境を越えて不法移民として
    アメリカに住むメキシコ人も、
    いつ強制送還されるのか怯えながら生活をしている。



    一緒にレストランで働いていたメキシコ人たちは、
    そのほとんどが偽造永住権を持っていた。


    いわゆるがさ入れが入った際に、
    身分証明証を提出しなければならないからだ。



    店のオーナーも、不法移民と知っていながら雇う。
    アメリカ人に保証されている最低賃金よりも
    さらに低い給料で雇うことができるからだ。


    そして、いざ、移民局の抜き打ち捜査が入っても、
    メキシコ人たちが永住権を持っていれば、
    それが偽造だと十分知っていても、
    オーナーは知らなかったと言い逃れができる。



    不法入国して、子どもが生まれれば、
    その子どもはアメリカ国籍を取得できる。


    けれど、両親は国籍を取ることはできない。
    だから、摘発されれば子どもだけアメリカに残し、
    両親だけがメキシコに強制送還される。



    トランプが早速動き出した。


    壁を作ると宣言し、不法移民を退去させる。

    壁にかかる費用はメキシコが持てと、
    めちゃくちゃな外交をしている。


    テレビ04





    イスラム教7か国の人々の入国を停止させ、
    入国できずに管理局では大混乱が起きている。

    米大使館をエルサレムに移すという。



    国内では、妊娠中絶に反対する
    大統領令に署名をした。



    移民の国、多様性の国、多くの問題を抱えながらも、
    人種や宗教の違う人々が何とか共生できる国を
    理想として歩んできたのではなかったのか。



    トランプ政権は、そのすべてを後退させていく。
    人間の敵対心を煽り、分断させる。



    移民排除のニュースが流れるたびに、
    あの頃ともに働いていた彼らの顔が思い浮かぶ。
    イスラム教徒の上司たちもいた。
    人生の節目、節目で助言を頂いた人たち。


    大学では、イスラム教徒の学生たちが、
    一日5回の礼拝をキャンパスの芝生の上で
    行っている光景は見慣れたものであり、
    それは日常の中に溶け込んでいた。



    ことさらに自分の力を誇示し、
    批判をされることに寛容さのかけらもなく、
    徹底的に相手を攻撃することで
    自分の自尊心をまもろうとする。


    成熟しきれていない、子どものような
    70を過ぎた男に、大国アメリカは振り回されている。




    共に歩むための道を、それがどんなに困難であろうと、
    自国の繁栄だけではなく、他国と模索していく。

    「先進国」と言われる国々の長たる人間たちの使命ではないだろうか。




  • 2017.01.27
  •   ベーカリー・カフェ アセット






    雪のキャンパス。


    カフェ77



    先日、お世話になっている大学の事務の方に、
    ワッフルをいただき、そのとき初めて、
    キャンパス内に美味しいベーカリーが
    オープンしていたことを知った。


    カフェ74



    カフェ75



    しかも去年オープン。



    いつもは授業が終わると、
    駐車場方面へと向かうので、
    キャンパスの奥に位置する
    大学生協のある建物には
    とんと足を踏み入れることもなく。



    で、頂いたワッフルがとてもおいしかったので、
    早速、授業が終わってからパンを買いに。


    カフェ76




    残念ながら昼をとっくに過ぎていたので、
    惣菜パンのほとんどは売りきれだったけれど、
    焼きたてのメロンパンやデニッシュを購入。



    なかなかいい。本格的。



    ワッフルは不定期で販売されるらしい。
    こちらも、すぐに売り切れる人気商品。



    みんなに紹介したいお店だけど、
    いかんせん、キャンパス内にあるので、
    車の乗り入れは・・・どうだろう。


    一応、正門横に警備員さんが
    常駐しているので、そこで来校目的を伝え、
    一時駐車用の書類を記入するこはできるけど・・・



    「パンを買いに来ました。」


    が通用するかは・・・要チェック。




  • 2017.01.26
  •   ネットリングのロングネックレス






    めずらしく、シルバーのネックレス。



    スパンコールが織り込まれた糸で作った
    リングの間にはネッティング・ボールを施し、
    シンプルだけど、存在感のあるネックレス。



    ネックレス05


    ネックレス06





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    Author:My Serendipity
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