【詳報】立憲長妻氏、3回目接種の遅れを追及 首相の答えは…

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 衆院予算委員会は21日午後、新年度予算案に対する締めくくり総括質疑を行い、予算案の衆院通過に向けて、岸田文雄首相の「語る力」が試されました。質問者は自民党からは葉梨康弘氏、野党からは立憲民主党長妻昭氏や国民民主党前原誠司氏ら。新型コロナオミクロン株対策や、原油高騰への対応など、論戦を追いました。

15:35

衆院予算委で予算案可決

 衆院予算委の締めくくり総括質疑が終わり、自民・公明両党に加え、野党から国民民主党が賛成に回り、新年度予算案が賛成多数で可決された。

14:00

「ぎりぎり聞かれれば…」 トリガー条項、政府の本音は

 ガソリン価格を下げるために減税できる規定「トリガー条項」の発動について、萩生田光一経済産業相は「(予算案の衆院での)採決にあたって『どうするのか』とぎりぎり聞かれれば、今の段階でトリガー発動、解除は考えていない」と述べた。

 立憲民主党の重徳和彦氏は、「トリガー条項」をめぐって岸田文雄首相が繰り返す「あらゆる選択肢を排除しない」の発言について、「どこまで本気なのか。法改正が必要だがいつ行うのか」とただした。すると首相は「トリガー条項を含めてあらゆる選択肢を議論し、早急に追加の対策を決めたい。引き続き議論を続ける課題だと思う」と語った。

 だが、その後に答弁に立った萩生田氏は「長期化することがあれば『あらゆる選択肢を排除しない』と(首相は)申し上げている」として、現段階では「考えていない」とした。

13:45

首相「政治は結果責任」 医療体制を追及

 立憲民主党の長妻昭氏は、岸田文雄首相が先週の会見で地域の医療提供体制は十分だと言及した点をあげ、「入院できず施設で亡くなった高齢者がたくさんおられます。この発言は訂正してほしい」と求めた。

 首相は「柔軟な病床の使用などについても、絶えず工夫をしていかなければいけない」などと述べるにとどめた。これに対し、長妻氏は「ではなぜ自宅死が起こるんですか。潤沢に必要な医療を提供している(のなら)、なぜ自宅死が起こるのか」と詰め寄った。

 その後、首相は「政治は結果責任でありますから、亡くなられたこと、至らなかったことはおわびを申し上げる。引き続き国民の安心安全のために努力を続けていきたいと考えている」と述べた。

13:25

3回目接種の遅れ 首相「加速化に全力」

 立憲民主党の長妻昭氏は、新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種間隔を原則8カ月としたことについて、昨年11月に開いた会議でクラスターが発生した医療機関や高齢者施設関係者のみを例外的に6カ月に前倒ししたことが、遅れにつながったのではないかと質問した。

 これに対し岸田文雄首相は、会議では自治体からの6カ月間隔にする際の対応について意見交換したとして、「8カ月を待たずして接種を行う範囲についてさらに検討をしていくこともあわせて指示をしている」と説明。その上で「いろいろと考えることはありますが、加速化に向けて全力で取り組みたい」と述べた。

■入国枠の追加緩和、首相「検…

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