「後手じゃなく、岸田首相は後回しの人」プチ鹿島さんが読み解く国会
新年度予算案の国会審議が、衆院予算委員会で佳境を迎えています。1999年に次ぐ「最速ペース」での衆院通過も見込まれるなか、時事芸人のプチ鹿島さんに、予算委での岸田文雄首相の答弁や野党の質疑を読み解いてもらいました。「首相は『後回しの人』」「野党はつっこむのが仕事」と指摘する鹿島さんが、そう感じたやりとりとは――。
――2月17日までに首相が予算委に出席したのは、6日間の計約39時間。この間の質疑で、首相答弁にどんな印象を持ちましたか。
岸田さんは新型コロナウイルス対応で「後手後手」と言われていますけど、改めて見ると「後回しの人」ですね。岸田さんは、「認識しております」「謙虚に受け止めます」「引き続き考えていきたい」という三つの言葉をよく使っているなと気づいたんです。
「聞く力」とは言いますが、男女共同参画や国土交通省による統計不正問題について三つの言葉を繰り返していて、「聞く力」を発揮して動いているようで、実は受け止めているだけにみえます。
――その狙いはどこにあると思いますか。
参院選がある7月までをなん…
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- 【解説】
予算審議が1999年に次ぐ「最速ペース」で進んでいると各紙で報道されています。今回は「1999年7月13日」の朝日新聞のコピーも読んだのですが、そこには 「小渕政治 真空の功罪 保守の念願 次々と実現」 「迷える民主 八方ふさがり
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