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　欧州からも安倍晋三元首相を悼む声が相次いだ。前日に辞任表明した英ジョンソン首相は訃報（ふほう）を受け、ツイッターに「信じられないほど悲しい知らせだ。不透明な時代に発揮された彼の指導力は、多くの人に記憶されるだろう」と投稿した。

　フランスのマクロン大統領も8日、「安倍晋三氏の暗殺を受け、フランス国民を代表して日本の当局と国民に哀悼の意を表す。日本は、祖国のために生涯を捧げ、世界の均衡のために働いた偉大な（元）首相を失った」とツイートした。

　ドイツのショルツ首相はツイッターで「安倍晋三氏が暗殺されたことにがくぜんとし、深い悲しみを感じている。ご家族や私の同僚である岸田文雄氏、そして日本の友人たちに、心からお悔やみを申し上げる。このようなつらいときに、私たちは日本に寄り添っている」とした。

　イタリアのドラギ首相は8日、「日本の民主的で自由な議論を標的にした恐ろしい襲撃に衝撃を受けている」との声明を出した。ドラギ氏は安倍元首相について「彼は革新的な精神を備え、この数十年間、日本政治、ならびに国際政治における偉大な指導者だった」と悼んだ。

関係築いてきたモディ首相も

　欧州連合（EU）欧州委員会のフォンデアライエン委員長はツイッターに「素晴らしい人物、偉大な民主主義者、そして多国間による世界秩序の擁護者が亡くなった。ご遺族、ご友人、そしてすべての日本国民とともに悼む。この残忍で卑劣な安倍晋三氏の殺害は、全世界に衝撃を与えている」とし、安倍氏の記者会見の様子を写した白黒の写真とともに投稿した。

　安倍氏が中国を牽制（けんせ…