藤井聡太棋王 一夜明けて「六冠」の文字掲げ、「少し照れくさい」
将棋の藤井聡太棋王(20)=竜王・王位・叡王・王将・棋聖と合わせ六冠=が20日午前、棋王奪取と史上2人目、最年少での六冠獲得から一夜明けて栃木県日光市で会見に臨んだ。「六冠」と揮毫(きごう)した色紙を掲げ「結果を出すことができてうれしさを実感しますけど、少し照れくさいところも」と笑顔を見せた。
藤井棋王は19日に同市で指された第48期棋王戦五番勝負(共同通信社主催)の第4局で渡辺明名人(38)に勝ち、シリーズ3勝1敗でタイトルを奪取。1994年12月に当時24歳2カ月で獲得した羽生善治九段(52)に続いて2人目、20歳8カ月の最年少で六冠を達成した。「六冠は非常に光栄なこと。立場に見合う将棋を指せるよう努めていけたらと思います」。過去のタイトル獲得後、一夜明けての会見では「昇龍(しょうりゅう)」「雲外(うんがい)蒼天(そうてん)」など、心境を揮毫するケースが多かったが、今回あえて選んだのは「六冠」の2文字。自負と自覚が垣間見えた。
4月5日開幕の第81期名人…
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