ウルトラマンになった男、まもなく80歳 「光の国」からの帰還と今

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編集委員・小泉信一
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 1960年代の特撮ドラマ「ウルトラマン」でウルトラマンの「中の人」を務め、「ウルトラセブン」ではウルトラ警備隊の隊員を演じたスーツアクターで俳優の古谷敏(さとし)さんが7月で80歳を迎える。ウルトラマンの必殺技スペシウム光線のポーズを考案するなど、数々のエピソードを持つ古谷さん。かつての共演者たちが集まり、昔話に花を咲かせることになった。

 「あのころは『ぬいぐるみ役者』なんて言われ、嫌な思いもした。でも海外ではとても評価が高いのです」と古谷さん。身長180センチ、体重70キロ。長身痩軀(そうく)の体はいまも変わらない。

「また、ぬいぐるみかよ」

 43年、東京・麻布生まれ。60年に東宝撮影所に入社した。66年放送の「ウルトラQ」(TBS)で年齢500歳というケムール人や海底原人ラゴンを好演したことから、同年の「ウルトラマン」に抜擢(ばってき)された。

 「また、ぬいぐるみに入るの…

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