W杯バレー、ジャニーズ不在に 性加害問題でグループ起用を取りやめ
2024年パリ五輪への出場権をかけて9月に日本で開かれる「ワールドカップバレー」(国際バレーボール連盟〈FIVB〉主催)で、大会の「スペシャルサポーター」への就任が予定されていたジャニーズ事務所のグループの起用が取りやめになった。複数の大会関係者への取材でわかった。創業者の性加害問題で揺れるジャニーズ事務所に批判が集まる現状を踏まえての判断だという。
関係者によると、今大会のスペシャルサポーターは、日本戦を中継するフジテレビとジャニーズの間で、1年以上前から準備を進め、ジャニーズJr.の「Aぇ!group」の起用で調整を進めていたという。
だが、今年3月に英BBCがジャニーズ創業者の性加害問題についてのドキュメンタリーを放送し、その後も、連日メディアで問題が取りざたされため、両者が改めて協議した。
結果、国内では現在も、ジャニーズのタレントはドラマやバラエティー、歌番組など、幅広くテレビ出演しているものの、今回は「五輪出場権のかかる国際大会で、国内向け番組とは訳が違う。社会の雰囲気などを見て、起用は厳しいと判断した」(大会関係者)という。
ジャニーズなどのアイドルを起用し、スポーツ大会、関連のテレビ番組を盛り上げる――。この戦略は、1990年代にフジテレビが日本戦を中継するバレーのW杯で採り入れたことで、広まったとされる。
「悩んだ末に、ジャニーズ事…
【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら
ジャニー喜多川氏の性加害問題
ジャニーズ事務所創設者のジャニー喜多川氏による性加害問題。関連ニュースをお伝えします。[もっと見る]