馳知事発言、地元は「不問」 「私がマイク持つと緊張走る」と自虐も
土井良典
石川県の馳浩知事が、東京五輪の招致に内閣官房報償費(機密費)を使っていたと明かし、その後発言を撤回した問題。21日、国会でも取り上げられ、その影響が広がりつつある中、地元・石川では「無風」の状況だ。県議からは早々と「不問」とされ、知事も今回のことを自虐的に話すなど、通常の公務をこなした。
午前中は金沢市の課題を市長や県議、市議らと意見交換する会に出席。答弁する際、今回の発言を指してか、「私がマイクを持つと緊張が走るようですが」と語ると、会場からは笑いが起きた。
終了後、出席した県議に今回の発言をどう見ているか聞いた。公明党の谷内律夫県議=5期目=は「大失言でしょうが、すぐ撤回された。それよりも新年度に向けて大事な時期。私はこういう時にわーわー言って欲しくない。反省はしてもらって、むしろ今まで以上に頑張って欲しい」と述べた。不問にするかについては、「それはそうでしょう」。
知事と是々非々で向き合って…
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