クリスマス間近の先月24日、卓球・Tリーグの年内最後の試合を終えた平野美宇(23=木下グループ)は「フルーツが乗ったケーキを食べたい」とほほえみ、朗らかに言った。
「最近の自分に、自信を持てるようになりました。そんな1年でした」
2017年のアジア選手権を最年少の17歳で制した。前陣での速攻は「ハリケーン」と称された。だが、国を挙げて研究する中国のトップ勢には、すぐに勝てなくなった。
平野はしかし、昨夏の国際大会で世界ランキング1位の中国・孫穎莎をフルゲームの末に破った。孫が海外勢に屈したのは4年余ぶりだった。
普段はドライブを警戒され、深いボールで後ろに下げられる展開が多い。
この日は違った。
代名詞の「巻き込みサーブ」…
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