明太子作って、AIも保険販売も 「働く人のため」起点、やまや社長

有料記事Leader’s View

大鹿靖明
[PR]

福岡のお土産といえば明太子(めんたいこ)。大手メーカー、やまやコミュニケーションズ(福岡県篠栗町)は、明太子作りに人工知能(AI)を導入し、唱えた健康経営から保険販売を手がけるようになりました。いずれも「働く人のため」が起点とのこと。2代目の山本正秀社長(54)に聞きました。

 ――2023年4月にできた新鋭の本社工場で省人化を進めました。

 「明太子作りは、むちゃくちゃ手間がかかる重労働です。18度に保った寒い工場で、人の目で選別し、重量を調整して整形し、パックに並べる。ただでさえ高齢化で辞める人が多いのに、きつい作業が敬遠されて若い人が集まりません」

AI使って明太子を選別

 「それでAIを使った明太子…

この記事は有料記事です。残り829文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
大鹿靖明
編集委員
専門・関心分野
経済、歴史、人間、ジャーナリズム、ロック