サンモニ降板した関口宏さんが語る「偏向番組」と「テレビ屋」の矜持

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聞き手 編集委員・高橋純子
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 いつも、淡々としていた。政権に目の敵にされた時も、その応援団から激しくバッシングされた時も。淡々〈なのに〉続いたのか、淡々〈だから〉続いたのか。それともほんとは虎視眈々(こしたんたん)だったとか?――36年半続けた「サンデーモーニング」(TBS系)の司会を3月に降板した、関口宏さんをたずねた。

 ――「サンデーモーニング」降板後、どうお過ごしですか。

 「いまポカッと穴が開いたまま。まだ埋まらないね。36年もやってたことがポコッと抜けちゃったから。穴を埋められるものを探してます」

 ――穴は、心の穴ですか?

 「生活のリズムですね。テレビはやっぱりニュース情報番組を見ちゃうし、『これ使えるな』『これ、どう扱ったらいいかな?』なんてつい考えてる。で、『あ、もういいんだ』って」

 ――番組の視聴率は引き続き好調のようですね。

 「そうなの?」

 ――前任者としてうれしいものですか? それとも「チッ」みたいな感じがありますか?

 「いやいや、頑張ってくれっ…

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