500人が王朝装束で都心練り歩き 6月7日、6年ぶりに「神幸祭」

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石平道典
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 江戸時代から続く日枝神社(東京都千代田区永田町2丁目)の山王祭が、6月7日から始まる。初日の「神幸(じんこう)祭」は、王朝装束を身にまとった500人の祭礼行列が都心を練り歩く中心行事で、コロナ禍の中止を経て6年ぶりの開催となる。17日まで、さまざまな奉祝行事が行われる。

徳川将軍も見た「日本三大祭」の一つ

 山王祭は、京都の祇園祭、大阪の天神祭とともに「日本三大祭」の一つとされる。「江戸三大祭」の一つでもあり、江戸時代、江戸城内に神輿(みこし)が入ることが許され、歴代将軍が上覧したことから、「天下祭」として知られた。

 神幸祭では、神職や氏子ら総勢500人が、宮神輿や山車など約300メートルに及ぶ祭礼行列を再現する。午前7時45分に日枝神社を出発後、氏子各町を回り、皇居坂下門へ。丸の内のビル街、日本橋、銀座など約23キロの行程を半日かけて練り歩く。

 行列が何時にどこを通過するかは、スマホアプリ「日枝神社 デジタル祭礼図」でリアルタイムで確認できる。行列の説明や山王祭の情報も知ることができる。

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この記事を書いた人
石平道典
東京ネットワーク報道本部|首都圏ニュースセンター
専門・関心分野
地域取材、東京23区、教育、文化