裏金議員を公認するか否か 石破氏が踏み込み、総裁選の争点に浮上

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森岡航平 佐藤瑞季
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 自民党石破茂元幹事長(67)=無派閥=は24日、9月の総裁選に立候補する意向を正式に表明した。政治不信の払拭(ふっしょく)を優先課題に掲げて「裏金事件に厳しく臨む」と明言。「国民の審判を受けるにふさわしい候補者か、党として責任を持つ」と述べ、次の国政選挙では裏金事件の処分議員を公認しない可能性に踏み込んだ。

 地元の鳥取県八頭町で記者団に語った。政治資金の不記載があった現職議員らは計85人。このうち党は、過去5年間の不記載総額が500万円以上の議員らと一部の安倍派幹部を含む計39人を処分した。総裁選ではこうした議員の公認についても争点になりそうだ。

 石破氏は5度目となる総裁選…

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この記事を書いた人
森岡航平
政治部|首相官邸担当
専門・関心分野
国内政治
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    岩尾真宏
    (朝日新聞名古屋報道センター長代理)
    2024年8月24日20時24分 投稿
    【視点】

    「だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだるものは高められる」。自分は正しいとうぬぼれ、他人を見下す人への戒めであるとされる聖書「ルカによる福音書」の「ファリサイ派と徴税人」の言葉です。石破茂氏の担当記者だったころ、石破氏はこの言葉を胸に刻んで

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