第2回半導体巨大工場が使う水「ほぼ町一つ分」 募る「地下水枯渇」の不安

有料記事コメのない水田 TSMCの足元で

渡辺淳基
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 熊本県菊陽町に進出した台湾積体電路製造(TSMC)が今年2月、第1工場と第2工場を合わせた地下水の取水計画を県に提出した。添付された表によると、二つの工場がフル稼働するとみられる2028年度の取水量は最大で年803万トンに達する。

 予期してはいたものの、県や町の担当者は改めてその規模に驚かされた。菊陽町で農業や工業、水道などに使われる総取水量の8割に相当する量だったからだ。

 熊本市など11市町村からなる熊本地域全体では、約250の立地企業が使う地下水量全体(年2343万トン)の3分の1にあたる。

 ほぼ「町一つ分」もの水が、なぜ必要なのか。

TSMCの熊本進出、狙いは「水資源」

 ルネサスセミコンダクタ九州…

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    末冨芳
    (日本大学文理学部教授)
    2024年11月3日11時0分 投稿
    【視点】

    【それで水資源を枯渇させ、地域と日本から農地を奪いながら、半導体工場は何年稼働して人間を潤すのでしょう?】水がなければ半導体はできない、水がなければ人間は生きられず作物もできません。TSMCで空前のバブルに沸く熊本県、私も仕事で時々行きます

    …続きを読む