「流れが一気に…」下村博文氏が直面した逆風、「自民党選挙」の限界
野田枝里子 浅沼愛
自民党の重鎮として固い地盤を誇ったはずが、衆院選の小選挙区で獲得した票は前回2021年の半分以下。派閥の裏金問題への逆風は、予想以上のすさまじさだった。
衆院東京11区に無所属で立候補して落選が決まった下村博文氏(70)は27日夜、東京都板橋区の選挙事務所で報道陣から、選挙期間中の有権者の反応について聞かれると、短く答えた。
「厳しかった。結果がすべてだと思う」
事務所内に貼られていた下村氏のポスターは、「自民党」の文字がすべてシールで隠されていた。
繰り返した謝罪、見え始めた焦り
下村氏は支援者一人ひとりの…
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