「無呼吸症候群」で不要な検査入院頻発 医療保険の一時金が目当て?

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杉山歩 柴田秀並
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 医療保険の「入院一時金」をめぐり、生命保険各社が「睡眠時無呼吸症候群」への対応に苦慮している。契約者が多額の給付金を得ようと、不要な検査入院を受けるケースが頻発したためだ。保険制度を悪用する「モラルリスク」を招いているとして、支払いを制限する社も出てきた。

 「入院一時金」は医療保険などにつけることができ、入院すると一括で5万~30万円ほどが得られる。「不測の事態には何かと物入りになる」などと勧められる。

 睡眠時無呼吸症候群は、寝ている時に何度も呼吸が止まるなどして低酸素状態になる病気。診断には、睡眠時の呼吸数を測定する必要があり、1泊2日で検査入院するケースが多い。

 この検査入院は、多くの生保…

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