イスラエルのネタニヤフ首相に逮捕状 国際刑事裁判所、戦争犯罪容疑
エルサレム=森岡みづほ 高久潤
パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は21日、イスラエルのネタニヤフ首相とガラント前国防相、イスラム組織ハマスの軍事部門トップ・デイフ氏に、戦争犯罪や人道に対する犯罪の容疑で逮捕状を出したと発表した。
イスラエルはICCに加盟しておらず、2人の逮捕に応じる可能性はほぼないが、国外への移動に制約が課されることになり外交面にも影響が出る。イスラエル側はICCの決定に猛反発している。
発表によると、ネタニヤフ氏とガラント氏は、ガザの市民に対して、食料や水、医薬品など生活に必要不可欠なものを意図的に供給せず、国際人道法に違反した疑いなどがある。
イスラエル首相府は21日、ICCについて「差別的な政治団体だ」としたうえで、逮捕状発行について、「反ユダヤ的な決定だ」と非難する声明を発表した。
ICC検察局は5月20日…
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