佐渡追悼式、覆った日韓の合意 「外交上の失態」早急に検証を 識者

有料記事

聞き手・河野光汰
[PR]

 新潟県佐渡市で24日、「佐渡島の金山」の全労働者のための追悼行事が開かれたが、朝鮮半島出身者の遺族や韓国政府側は出席しなかった。韓国側はなぜ参加を見送ったのか。日韓関係にどのような影響が考えられるのか。静岡県立大大学院の奥薗秀樹教授に聞いた。

 「佐渡島(さど)の金山」の全労働者のための追悼行事をめぐる一連の問題では、支持率の低迷などで政権基盤が弱まる韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の立場を日本側がさらに難しいものにしてしまったと言わざるを得ない。

 尹氏の対日外交政策は、野党…

この記事は有料記事です。残り593文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
河野光汰
国際報道部
専門・関心分野
事件、国際情勢、スポーツ
  • commentatorHeader
    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2024年11月25日8時20分 投稿
    【視点】

     「佐渡島の金山」の世界文化遺産への登録に関して、韓国側は大幅な譲歩をしました。尹錫悦大統領が日本との関係を改善することが両国の国益に資すると判断したからです。この譲歩の意義を日本が正当に評価せず、韓国の弱さと誤認したと私は見ています。日本

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2024年11月26日5時9分 投稿
    【視点】

     この記事に関して、11月25日8時20分 にコメントプラスにコメントを投稿しました。  その後、11月25日 21時06分に「朝日新聞デジタル」が生稲晃子外務政務官が2022年8月15日に靖国神社に参拝していないという共同通信の発表につい

    …続きを読む