石破首相、大連立「選択肢としてはある」 公明・斉藤代表も言及
石破茂首相は1日に放送された文化放送のラジオ番組で、与野党の主要政党による「大連立」について、「選択肢としてはある」と語った。ただ、どのような状況であれば大連立を模索するのかなど具体的なことには言及しなかった。
番組はジャーナリストの後藤謙次氏との対談形式で、先月24日に収録された。首相は対談のなかで、少数与党としての政権運営をめぐって大連立が話題になった際、「選択肢としてはある。ただ、『何のために』がない大連立は一歩間違うと大政翼賛会になってしまうので、そこは気をつけなければいけない」と語った。
公明党の斉藤鉄夫代表も1日に放送されたニッポン放送のラジオ番組で、衆院の小選挙区制度を見直す必要性に触れるなかで、「大連立の大きな障害になるのは、いまの選挙制度。小選挙区制だと、なかなか大連立という方向にならない」と指摘。少数与党での国会運営について、「合意形成の要になって頑張っていきたい。結果的に大連立につながるような合意形成が図られる役割を先頭に立って果たしたい」とも語った。
過去には、福田康夫首相(当時)が2007年に衆参のねじれ状態を打開しようと、民主党の小沢一郎代表(同)との間で大連立協議に動いたが頓挫したことがある。
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