(語る 人生の贈りもの)谷川俊太郎:4 結婚生活、ぼくが子どもだった

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 ■詩人・谷川俊太郎

 《第1詩集が刊行された1952年ごろ、別荘のある群馬県北軽井沢で、幼なじみで詩人の岸田衿子(えりこ)さんとの交際が始まった》

 夏の夜、照月湖のボートの上で初めてキスをしたのは覚えているんだけど、その時おなかがグーグー鳴っちゃってさ、ウブだったから恥ずかしくてしょうがない…

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