(語る 人生の贈りもの)谷川俊太郎:10 佐野洋子さんに見抜かれた本質

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 ■詩人・谷川俊太郎

 《1984年、母・多喜子が死去。この頃から絵本作家の佐野洋子さんと交際した》

 佐野さんが書いた絵本『100万回生きたねこ』は知っていたし、それまでに仕事での接点はあったけど、東京・小金井に運転免許の更新に行った時にばったり会った。

 ぼくはその頃、妻の知子さんとうまくいか…

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