築20年のマンションをこの春にリノベしました。
女性誌に風水の原稿を書いて、住環境の重要さを説いているのですから、自分の思い通りに改造してみようと思ったのです。
ちきりんのリノベ本を読んで二重窓は必須と知ったのですが、役所の助成金を受けるとなるとかなり時間がかかりそうです。窓の工事だけなら住みながらできるから、後で行うことにしました。家なしの放浪生活はさすがに3週間が限度だったので。
徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/04/04
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4月に自宅に戻り、専門のガラス屋さんをネットで探しました。同じ区内にあるのは、ガラス窓が割れた場合の緊急処理というところばかり。リノベが終わったばかりなのでリフォーム会社に頼むのも気が引けます。
そこで、ガラスメーカーのサイトも参考にして隣の練馬区のガラス屋さんにお願いすることにしました。
3LDKを1LDKにしたので、光熱費の高騰が気になります。酷暑になる前に二重窓にしたかったのですが、それは甘い見通しでした。
役所の助成金は申請から交付までおそろしく煩雑で時間がかかるのです。
まず、区役所の受付で心が折れました。
受付には二人の職員。「二重窓の補助金申請の受付はどこですか」と聞くと「そんな申請は聞いたことがない」と言うのです。杉並区のネットでたしかに見たのに。女性たちの手元にパソコンがあるので「それで調べてもらえませんか」と頼んでも断られました。
しかたがないので、職員の目の前で自分のスマホで調べました。環境課の環境活動推進係です。「これです」と案内の担当者に見せると「ああ、低炭素化推進ですね。最初からそうおっしゃってくれればいいのに」と言い返されました。老害クレーマーにだけにはなりたくないと思っているので、嫌みをぐっと飲みこました。時給で働く非正規公務員かもしれませんし。
環境課の職員はとても親切で、東京都の助成も同時に受けられると教えてくれました。しかし、書類をもらうだけですっかり消耗。とても無理だとあきらめていたのですが、工事をお願いしたガラス屋さんが代行手続きをやっているとのこと。税金や登記の書類はこちらで集めなければいけませんが、役所に行かなくていいだけで大助かりです。
申請して認可されるまで工事に着手できないので、夏にはとても間に合わず、工事は11月となりました。
寒暖差が激しい国でアルミサッシの窓を使っているのは先進国で日本だけだそうです。
今月はJALの「どこかにマイル」で北海道を旅しました。観光客の減る時期なので北海道が候補地にたくさん出るのでしょうが、温泉と居酒屋巡りなら積雪前の11月は北海道観光のベストシーズンです。しっかり断熱された室内は、外の寒さとのコントラストから快適そのものです。
年末年始には断熱大国のフィンランドからの客も迎える予定です。冬が来る前に工事が完了してほっとしています。
11月でさえ朝夕は内側の窓を開けると、空気の冷たさにびっくりします。飛行機で移動ばかりして、グレタさんには申し訳ないのですが、空席利用の「どこかにマイル」だし、二重窓で地球温暖化防止に貢献できるので少しは許してもらえるんじゃないでしょうか。