予防目的の抗HIV薬使用、承認へ 国内初 感染リスク99%減
藤谷和広
エイズの原因となるヒト免疫不全ウイルス(HIV)に対する抗HIV薬「ツルバダ」について、厚生労働省の専門家部会は2日、HIVの感染予防目的に使うことを適応に追加する承認を了承した。正式に承認されれば、予防にも使える国内初の抗HIV薬となる。
感染リスクが高い人に抗HIV薬を予防のために使うことは世界的に広がっている。米疾病対策センター(CDC)は、正しく使えば、性行為による感染リスクが99%減るとしており、世界保健機関(WHO)のガイドラインでも推奨されている。
ツルバダは米ギリアド・サイ…
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