若さアピールの進次郎氏、「改革」56回連呼 一方触れなかったのは

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藤原慎一
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 小泉進次郎元環境相(43)=無派閥=が、自民党総裁選への立候補を正式表明した。6日の会見では、「刷新感」を求める党内の空気を意識して43歳の若さをアピール。「改革」を56回連呼して「古い自民党を終わらせる」と訴えた。政策も内政・外交への考えを幅広く示したが、実行力への不安は残る。

 6日の会見。「決着 新時代の扉をあける」と書かれたパネルの前に立った小泉氏は、用意した紙にたびたび目をやり文言を確認しながら、立候補の理由を説明した。

 訴えたのは、政治や制度、憲法にまで及ぶ「改革の必要性」だった。

 短期と中長期に分けて改革分…

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藤原慎一
政治部|野党担当サブキャップ
専門・関心分野
国内政治、安全保障、憲法、震災復興
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    首藤若菜
    (立教大学教授=労働経済学)
    2024年9月6日21時14分 投稿
    【視点】

    「聖域なき規制改革」を掲げるのであれば、まず、過去の規制緩和が何をもたらしたのかを検証すべきではないでしょうか。 例えば、いわゆる「物流危機」は、1990年代から2000年代に行われた大規模な規制緩和に起因していると考えられています。規制

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    大川千寿
    (神奈川大学法学部教授)
    2024年9月6日21時49分 投稿
    【視点】

    >改革イメージを国民支持につなげた父の政権を強く意識しているようだ その通りでしょう。しかし、「改革」を56回連呼しなければならないほど、今年これまでに自民党の自浄能力に深刻な疑念が突き付けられてきたという危機を反映しているものとも言えそう

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