第9回「きれいごと言うな」と批判されても 収監15年の男性が訴える平和

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抵抗運動に歯止めかける活動を続けるパレスチナ人のノア・サラメーさん(72)

 日本人にとって「平和」とは何でしょうか?

 二度と戦争をしない。武器を輸出しない。様々な答えがあるでしょう。

 パレスチナ人の私にとっては、至ってシンプルです。

 「自由」「安全」「尊重」「平等」

【連載】イスラエル・パレスチナ 市民の声 ガザ戦闘1年

 イスラム組織ハマスの奇襲と、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの攻撃開始から1年。イスラエル、パレスチナの市民はどんな体験をし、いま何を思うのでしょうか。様々な立場の人びとに語ってもらいました。

 完全な「自由」を得ること。「安全」が保障されること。一人の人間として「尊重」されること。「平等」に接してもらうこと。現在、全てが欠けています。これがない限り、真の平和は絶対に訪れません。

 1998年にヨルダン川西岸…

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この記事を書いた人
軽部理人
サンパウロ支局長|中南米担当
専門・関心分野
中南米の全分野、米国政治や外交
イスラエル・パレスチナ問題

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パレスチナとイスラエルの間で激しい武力衝突が起き、双方に多大な犠牲者が出ています。最新の動きをお届けします。[もっと見る]