検事正「時効まで食事ごちそうする」 事件後に被害女性に連絡

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戸田和敬
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 部下の女性検事に性的暴行を加えたとして起訴された元大阪地検検事正・北川健太郎被告(65)の初公判が25日、大阪地裁で開かれた。検察側は冒頭陳述で、かつて「関西検察のエース」とも呼ばれた被告による事件の構図を説明した。

 事件があったのは、北川被告が地検トップの検事正になって半年ほどたった、2018年9月のことだった。北川被告や同僚検事、警察官ら6人で就任祝いを開いた。

 午後6時ごろに始まった会合で女性は焼酎の水割りを飲み続け、同席者の証言では、酔って「座ったままテーブルに突っ伏していた」という。

 北川被告は女性に二次会を提…

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この記事を書いた人
戸田和敬
大阪社会部|司法担当
専門・関心分野
移民問題、事件・裁判
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    白川優子
    (国境なき医師団看護師)
    2024年10月25日22時33分 投稿
    【視点】

    世間から思われている、いわゆる「立派な職業」と「人間性」は、そろそろ別で考えなくてはいけませんね。数十年前の話になりますが、看護師に憧れて高校卒業したてのピュアな心で看護師見習いとして病院勤務を始めました。世間からは医師も看護師も「立派な

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    小西美穂
    (関西学院大学総合政策学部特別客員教授)
    2024年10月26日22時34分 投稿
    【視点】

    女性は会見の最後に、同じように苦しむ被害者へ「生きていてくれてありがとう。あなたは何も悪くない」と伝えたいと話しました。検事としての責任感と誇りを胸に、二次被害も覚悟のうえで真実を訴えたことに心から敬意を表したいです。本来、こうした正義は、

    …続きを読む