谷川俊太郎さんが手がけた校歌 原発被災地「生きていく道しるべに」

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滝口信之 上田真美
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 13日に92歳で亡くなった詩人の谷川俊太郎さんは、校歌の作詞も多く手がけてきたことで知られる。

 2008年に発行された「ひとりひとりすっくと立って 谷川俊太郎校歌詞集」のまえがきでは「私は資料を読み、先生方や生徒たちが校歌に何を求めているのかを取材した上で、その学校に対する自分の考え、イメージなどを言葉にしていくのですが、そこにはおのずから自分の学校観、教育観も入ってきます」「私はこれまでに百数十の校歌を作詞してきましたが、始めのうちは無自覚に書いていた校歌の歌詞に、ある時期から自覚的にとりくむようになりました」などと記した。

「この故郷に根を張って」

 東京電力福島第一原発事故が…

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