「ウマいこといきました」 初老ジャパン・北島選手に県民栄誉賞
今夏のパリ五輪の総合馬術団体で銅メダルに輝き、日本勢として馬術競技では92年ぶりのメダルを獲得した「初老ジャパン」の北島隆三選手(39)に19日、滋賀県民スポーツ大賞栄誉賞が贈られた。北島選手は「すごいことをしたと改めて実感した。県民にひとつでも勇気を与えられるような活動をしたい」と語った。
北島選手は神戸市出身で、甲賀市在住。三日月大造知事が県庁で賞状やトロフィーを手渡した。
北島選手は馬術について「動物といっしょにやる唯一のスポーツ。男女差も年齢差もない」と説明。「初老ジャパン」の愛称では、三日月知事が「何歳になっても輝ける象徴になった」と話すと、北島選手は「マイナーなスポーツなので、親しみやすいネーミングで、馬術を知ってもらえるようになってうれしい」と応じた。
北島選手の五輪出場は東京に続いて3回目。パリでの競技会場はベルサイユ宮殿だった。「宮殿の景色はすごかった。観客もたくさんいて、馬も『いつもと違うぞ。やばいな』と感じている様子だったが、大舞台を経験してきた馬なので、ウマいこといきました」と話し、笑いを誘った。
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