都内の交通事故死1~11月130人、昨年比13人増 注意呼びかけ

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吉村駿
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 1~11月に都内で起きた交通事故の死者は130人で、前年同期より13人多かった。警視庁によると、過去5年で2番目の多さ。12月も19日現在で前年同期より2人多い12人(暫定値)が犠牲になった。年末年始は重大事故が増える傾向にあり、同庁は改めて交通ルールの順守を呼びかけるとともに、指導・取り締まりを強化している。

 交通総務課によると、死者は65歳以上が48人と最多。50代24人、20代18人、30代16人、40代12人、60~64歳8人、10代以下4人の順で多かった。最年少は小学2年の7歳。前年同期比では65歳以上と20代が大幅に増え、それぞれ7人増だった。

 歩行中に事故に遭って亡くなった人は54人で最多。バイク乗車中36人、自転車乗車中21人、車乗車中19人だった。

 歩行中に亡くなった人のうち、30人(55%)が65歳以上だった。バイク乗車中は20代が多く、3割を超えた。速度超過でカーブを曲がり切れずに転んだり、交差点でほかの車両と「右直事故」を起こしたりするケースが目立った。

 死亡事故が起きた時間帯でみ…

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この記事を書いた人
吉村駿
東京社会部
専門・関心分野
事件・事故、スポーツ、生き物