デジ庁、口座問題把握後に何度も放置 河野氏は「組織の特殊性」強調
小手川太朗 柴田秀並 渡辺淳基
マイナンバーに本人ではない家族らの口座が13万件ひもづけられている問題で、河野太郎デジタル相は9日の参院特別委員会で自身の処分を検討する考えを示した。野党は一時的な制度の運用停止を求めたが、河野氏はシステムに問題はなく、口座の再登録を求めることなどで対応するとした。
13万件の「家族口座」が明るみに出て、最初の質疑となった9日の参院特別委員会。「責任の所在と処分をどう考えるか」と日本維新の会の柳ケ瀬裕文氏に問われた河野氏は、「まずはいま起きている事案の対応をしっかりやりたい」とした。そのうえで「当然、責任は大臣たる私にある。何らかの形で処分をやらなければいけない」と語った。
「国税庁から情報が来ているのに」
この日の質疑では、デジタル庁が家族口座の問題を重ねて放置していたことも分かった。
国税庁の担当者が税の還付手…
【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら