トヨタの国内工場、全面再開へ アルファード、ランクルも生産
江口英佑
トヨタ自動車は28日、1月末に操業を止めた二つの完成車工場について、3月4日から再開すると発表した。国土交通省が27日、豊田自動織機がトヨタに納める自動車用ディーゼルエンジンの出荷停止を解除したため。2工場が操業すれば、国内全ての工場が稼働することになる。
再開するのは、グループのトヨタ車体のいなべ工場(三重県いなべ市)と、岐阜車体工業の本社工場(岐阜県各務原市)の計二つの生産ライン。いなべ工場では人気ミニバンの「アルファード」や「ヴェルファイア」を生産するほか、両工場で、商用車の「ハイエース」も製造する。
豊田自動織機も28日、ディーゼルエンジン3機種の生産・出荷を再開すると発表した。トヨタ車体の吉原工場(愛知県豊田市)では、国内向けの「ランドクルーザー300」の生産も再開するという。
トヨタの工場稼働をめぐっては、豊田自動織機の不正が発覚した1月末以降に一時、国内4工場、六つの生産ラインが止まる影響が出ていた。
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