レスリングの藤波選手「必ず金を」 地元・四日市でパリ五輪壮行会
辻健治
パリオリンピック(五輪)レスリング女子53キロ級代表の藤波朱理(あかり)選手(20)の壮行会が23日夜、出身地の三重県四日市市で開かれた。
初めての五輪に臨む藤波選手は、コーチを務める父俊一さん(59)の指導を受け、実力をつけてきた。いなべ総合学園高(いなべ市)から日体大へ進み、2021年の世界選手権制覇を含めて公式戦で133連勝中。五輪でも優勝候補に挙げられている。
壮行会には、地元関係者や後輩らが参加。「いなべレスリングアカデミー」の子どもたちが、ゆずの「栄光の架橋」を合唱すると、藤波選手が感極まって涙を流す一幕もあった。
3月に左ひじの手術を受けたものの、順調な回復をアピールした。藤波選手は「私もオリンピックを見て、夢をもらって、勇気をもらった。今度は私が与える番だと思っています。必ず金メダルを獲得する。一緒に最高の景色を見にいきましょう」と力強く誓った。
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