「闇バイト」の男を問い詰めると 指示役?織田信長はスマホを切った
高橋淳
SNSなどを通じて「闇バイト」に応募した者たちによる、強盗などの事件が首都圏で相次いでいる。警察は摘発や防犯対策に力を入れるが、これまでに逮捕されたほとんどは、末端とみられる「実行役」で、匿名性の高いアプリを通じて実行役を操る「指示役」など、上位の人間にはなかなかたどり着けていないのが現状だ。
栃木県益子町で9月、実行役の男女2人が住宅に侵入しようとした事件では、駆けつけた近隣に住む男性が2人と対峙(たいじ)し、「織田信長」を名乗る指示役とみられる男を問い詰めた。
男性は取材に、緊迫の約40分間を振り返った。
男性は「織田信長」を問い詰めるやりとりの一部始終をスマホで撮影していました。男性提供の動画は、記事の後半にあります。
「ごめんなさい。本当にごめんなさい」
この事件で、実行役として逮…
- 【視点】
シグナルというものを使ったことがないけれど、警察でも指示役が捕まえられないほど、匿名性の高いアプリが存在することに驚いてしまう。匿名でいうと、フリマサイトでも、匿名による売買を利用した詐欺行為が多発し、サイト側がそれを放置しているため犯罪の
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