「闇バイト」の男を問い詰めると 指示役?織田信長はスマホを切った

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高橋淳
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 SNSなどを通じて「闇バイト」に応募した者たちによる、強盗などの事件が首都圏で相次いでいる。警察は摘発や防犯対策に力を入れるが、これまでに逮捕されたほとんどは、末端とみられる「実行役」で、匿名性の高いアプリを通じて実行役を操る「指示役」など、上位の人間にはなかなかたどり着けていないのが現状だ。

 栃木県益子町で9月、実行役の男女2人が住宅に侵入しようとした事件では、駆けつけた近隣に住む男性が2人と対峙(たいじ)し、「織田信長」を名乗る指示役とみられる男を問い詰めた。

 男性は取材に、緊迫の約40分間を振り返った。

 男性は「織田信長」を問い詰めるやりとりの一部始終をスマホで撮影していました。男性提供の動画は、記事の後半にあります。

「ごめんなさい。本当にごめんなさい」

 この事件で、実行役として逮…

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    インベカヲリ★
    (写真家・ノンフィクションライター)
    2024年11月15日8時41分 投稿
    【視点】

    シグナルというものを使ったことがないけれど、警察でも指示役が捕まえられないほど、匿名性の高いアプリが存在することに驚いてしまう。匿名でいうと、フリマサイトでも、匿名による売買を利用した詐欺行為が多発し、サイト側がそれを放置しているため犯罪の

    …続きを読む