「やっかいな病気」マイコプラズマ肺炎、異例の流行 かかった人は

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土肥修一
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 「マイコプラズマ肺炎」が今年、過去になく大流行している。長引くせきや熱が特徴で、人によっては肺炎が悪化し入院が必要になるケースもある。インフルエンザも流行が始まるなど感染症の流行期を迎え、専門家は予防策の徹底を呼びかけている。

 東京都内に住む30代の会社員男性はこの夏、自身を含む家族3人が相次いでマイコプラズマ肺炎になった。

 7月下旬、幼稚園児の長女が発症。8月中旬に妻、ほどなく自身もせきや39度ほどの熱が出た。抗菌薬を処方されて軽快したが、妻はお盆の時期と重なり、すぐに医療機関を受診できず、肺炎になってしまった。37~38度の熱がだらだらと続き、乾いたせきも2~3週間ほど続いた。せきで夜も寝づらいときもあったという。

 男性は「1カ月ほど家族のだれかに症状が出ている期間が続いて大変だった」とふり返る。

 都内の中学2年の男子(13)は10月下旬、39度ほどの熱が出て医療機関を受診した。少し前にクラスの友人がマイコプラズマ肺炎になっていたが、この男子の場合、せきの症状はほとんどなく、「マイコプラズマではない」との診断だった。

 ただ、その後も37~39度…

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