トランプ氏、米通商代表にグリア氏指名 前政権で対中関税など担当
トランプ次期米大統領は26日、米通商代表部(USTR)の代表にジェイミーソン・グリア氏を指名すると発表した。トランプ前政権時代にUSTRの首席補佐官を務め、通商政策を担った経験がある。トランプ氏は前日にメキシコ、カナダ、中国に追加関税をかける方針を発表しており、こうした交渉を担当することになる。
グリア氏はトランプ前政権でライトハイザー通商代表の最側近として、対中関税の導入や北米自由貿易協定(NAFTA)から米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)への転換を主導した。
また、トランプ氏は同日、大統領に経済政策の助言をする国家経済会議(NEC)の委員長にケビン・ハセット氏を指名すると発表した。ハセット氏はトランプ前政権で大統領経済諮問委員会(CEA)の委員長を務めていた。