日テレ系4社が経営統合 「業界再編の号砲が鳴った」との指摘も

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照井琢見 岩本修弥 堀越理菜
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 読売テレビ放送(大阪市)などは29日、日本テレビ系列の札幌テレビ放送、中京テレビ放送、読売テレビ放送、福岡放送の4社が共同で「読売中京FSホールディングス(略称:FYCSHD フィックスホールディングス)」を来年4月1日付で設立すると発表した。同社は持ち株会社として、4社を子会社とし、経営統合する。テレビ離れが進む中で、経営体力のある4社をまとめることで、日テレ系列の「強靱(きょうじん)化」を図るという。

 FYCSHDの株式は日本テレビホールディングス(日テレHD)が20%以上を保有し、筆頭株主となる。読売新聞グループ(グループ本社、東京本社、大阪本社、西部本社)は15%以上を保有し、第2位の株主となる。

 「民間放送事業者を取り巻く経営環境は、人口減少や生活者のライフスタイルの変化等により、急激に厳しさを増しています」

 発表によると、FYCSHD…

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    小松理虔
    (地域活動家)
    2024年11月30日16時34分 投稿
    【視点】

    夜間に飛び込んできたニュースに驚きました。自分も元ローカルテレビ局員だったためこうしたニュースは注意を払って読んでいたつもりでしたが、地域のブロックを超えて「準キー」クラスの局同士が経営統合するというのは想像していませんでした。当初予定され

    …続きを読む