藤井聡太竜王が棋譜から学んだ神髄 大山康晴十五世名人生誕100年

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北野新太
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 昭和の大名人として君臨した将棋の大山康晴十五世名人(1923~92年)は13日に生誕100年を迎えた。

 歴代1位の名人18期など数々の大記録を残した棋士としての実績だけでなく、日本将棋連盟会長として棋界発展にも大きく寄与した。藤井聡太竜王(20)=王位・叡王・王将・棋聖と合わせ五冠=の快進撃や羽生善治九段(52)の奮闘などで活況にある将棋界だが、現在の礎を築いた功労者が大山十五世名人であることは明白だろう。

 4月に開幕する名人戦七番勝負で渡辺明名人(38)=棋王と合わせ二冠=に挑戦することを決め、さらなる地平を見据える藤井竜王は語る。

 「大山先生の将棋は今でも全く色あせない強さがあります。他の棋士ではまねできないところだと思います」

 棋士養成機関「奨励会」に在…

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この記事を書いた人
北野新太
文化部|囲碁将棋担当
専門・関心分野
囲碁将棋