第57回チェルノブイリ、激しく鳴り続けた線量計 記者が見たロシア軍の痕跡

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チェルノブイリ=金成隆一 竹花徹朗
【動画】ロシア軍に一時占拠されたチェルノブイリ原発を現地取材
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 ロシア軍が約1カ月占拠した旧ソ連チェルノブイリ原発周辺に26日、記者が入った。道中にはロシア兵が食べた弁当の空き箱が散乱し、橋は破壊されるなど、戦闘と占拠の痕跡が今も残っていた。

 ロシア軍は侵攻した2月24日、ベラルーシから南下し、ウクライナの首都キーウ(キエフ)への進軍ルートにある同原発を制圧。国際原子力機関(IAEA)がロシア軍が離れたと発表したのは3月31日だった。

 1986年4月の爆発事故からちょうど36年たった今月26日。記者はウクライナ内務省主催の現地視察に、地元や欧米の記者ら約80人とともに参加した。ウクライナ政府による記事の検閲などは受けていない。

道端に空の弁当箱、「V」が書かれたワゴン車

 チェルノブイリ市の南約20…

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この記事を書いた人
金成隆一
大阪社会部次長|災害担当
専門・関心分野
国内社会、米国、外交、ジャーナリズム
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