第105回ロシア軍侵攻後のハルキウ、飼い主失った犬3倍 戦闘地域のペットは

有料記事ウクライナ危機 市民は今

リビウ=森岡みづほ
[PR]

 ロシアの侵攻を受けるウクライナで多くの人が避難生活を余儀なくされるなか、ペットの保護も課題になっている。ポーランドの国境に近く、多くの避難者が集まるウクライナ西部リビウでは、市民がペットを連れた避難者に部屋を提供し、民間施設が飼い主がいなくなった動物を保護している。

 「ペットを連れた人に部屋を貸すことを拒否しないでください」

 リビウの中心部に、動物愛護団体のこんなポスターが貼られている。

 市内のアパートを8日に訪れると、小型犬が飛びつくように出迎えてくれた。4匹の猫がくつろいだり、じゃれあったりしている。「この子たちはエンターテイナーです」と、飼い主のジュリア・レズニックさん(57)はほほえむ。

犬と猫2匹と避難、何度も断られ…

 ジュリアさんは3月、ペット…

この記事は有料記事です。残り1279文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
森岡みづほ
ヨーロッパ総局|北欧・NATO・ICC・ICJ・国連担当
専門・関心分野
人の暮らし、歴史、防衛
ウクライナ情勢 最新ニュース

ウクライナ情勢 最新ニュース

ロシアのウクライナ侵攻に関する最新のニュース、国際社会の動向、経済への影響などを、わかりやすくお伝えします。[もっと見る]

連載ウクライナ危機 市民は今(全132回)

この連載の一覧を見る