桜之本丸

山城国のとある本丸。ここで起きる日常と戦いの日々を記録します。

2025年01月08日

十年目之章 内番報告の異変


内番



審神者「控え目に言って「何これ……」だよ」

鯰尾「いつもの内番報告。
亀甲と村正の生存上がって良かったね。
良かったけどっ、そこじゃなくて!」

骨喰「この表示はだいぶわかり辛くなったな」

審神者「本当にさ……。
「あれ?獅子王と小烏丸偵察最大になったの?
あれ?畑当番また生存と偵察上がるようになったの?
あれ? あれ? どういうこと? あれ?」って2分ぐらい混乱状態に陥った。
普通に前のシンプルな表示で良かったのに……改悪だ……」

鯰尾「今までので慣れているから余計に今は見辛いんだよ。
そのうち慣れてくるかもしれない」

審神者「これは慣れない気がする……。
眠い時とか疲れている時とかに見たら勘違いして生存と偵察が最大になった時に飛ばして、気づかずそのまま内番入れっぱなしにしちゃいそう……。
特に地下探索の時とか、絶対これ見間違えるよ私……シンプルでわかりやすい前の方が良かった……」

骨喰「変わってしまったものは仕方ない。 これに慣れるしかない」

審神者「ぐぬぬ……。
もっとさ、他にやるべきことがあるでしょ運営。
あの上も下も出陣になっていて同じところに飛ぶ移動先の片方を遠征にするとかさ。
なんでそういう確実に使い勝手の良くなる部分を長年放置して、こういう慣れ親しんで何も問題がない上にほとんど誰も不満を言っていない部分を変えていくのかな……。
別にさ、ちょっとずつ変えてアップデートしていくのはいいし、それで私に合わない内容があるのも仕方ないと思うけど、やる順番がおかしくない?
刀剣所持数の上限アップとか、所持とは別にもっと保管できる倉庫の実装とか、編成登録で隊長が遠征中の場合除いて繰り上がり編成する機能とか、刀装を登録しないで常に今装備している状態で反映して刀剣男士の面子だけ編成登録しておく機能とか、編成画面でいちいちメニューと開いたり閉じたりしなくても一画面でタブで操作できるようにするとか、スマホからじゃなくても近侍ピン立て忘れてないか確認できる機能とか……もっと便利に変えた方がいい部分が色々あるじゃん。
この内番表示、そんなに変えなきゃならないような部分だった?
誰だよこの案採用したの、なんでこっちの方がいいと思ったのか理由を聞きたいわ」

鯰尾「んー……。
今までの表示だと最大の時にどっちが上がったのかわかり難いからとか?」

審神者「それわかっても意味なくない?
そんなにこの毎回出てくる最大表示必要だった?」

骨喰「もしかしたら今後を見据えての改修なんじゃないか。
例えば能力値の上限が上がって、、初で貯めた経験値を極でも引き継げるように能力値を引き継げるとか」

審神者「改修前提の改修……。
だとしたら我慢するけど……。
何もなかったら私、暴れるよ?」

鯰尾「最大の表示がついただけで大袈裟だなぁ……」

審神者「だってこれただでさえ当たり判定が広いから、疲れている時とか外でスマホで触っている時とか間違えて触って飛ばしちゃって元に戻せなくて記録用の画像を撮れなかったりして内番終わりは毎回気をつけようって神経使ってたのに……もっともっと神経使わなきゃいけなくなったなんて……なんで運営はわざわざこんな事を……。
これをする必要性は一体どこに……?」

骨喰「今までずっと我慢していた部分が更に悪くなったから余計に気が立っているんだな」

審神者「です……。
頑張るけどさ……。
慣れるように間違えないように頑張るけどさ……。
なんでこう……うちの運営ってデザインセンスないんだろう……。
いや、いい部分もあるよ。
戦闘結果の画面とか色々あったけどなんだかんだ初期と比べて綺麗になったと思うし。
編成機能のデザインは最低最悪だった実装当初と比べてとってもわかりやすくなって今のに変わってから反映と登録を間違えたこと一度もないし、あのイライラ棒が編成機能に転生したようなあそこからこれをデザインした人すごいなって今でも使う度にあのデザインで作ってくれた人に感謝してるし、全部が悪い訳じゃないんだよ。
ただね……如何せん悪い部分が悪い上に、いつか改良してくれるだろうと待っている色んな問題を放置して今まで何の問題なかったものをどんどん改悪されるから印象が悪いのよ。
正月の挨拶で気づいた人も多いだろうけど、番長入れてると色んな挨拶を聞けなくて聞く為にはものすごく手間をかけなきゃいけない問題どうする気なの?
こういう部分に私は運営が使う側のことを考えずにデザインしている粗さを感じるのよ。
ただこっちの要望は割りと聞いてくれるし可能な範囲で応えてくれるし、だから審神者を大切にしていない訳じゃない。
なのに毎回毎回そういう粗がある改修をしてくる……何なの? うちの運営ってただの天然ドジっ子なの?」

鯰尾「ふっ、知らないよ」

骨喰「運営の中でも上のやつと下のやつで意見が合わなかったりするんじゃないか。
こういった改修案は実際に使う審神者よりも組織の上の人間の意に沿うようにまずは提案されるはず。
そこで採用されたものが形になって出される。
俺も運営の内部事情なんて知らないからあくまで可能性の話だが、実際に利用するやつより採用権のあるやつに媚びる。
そうしなければそもそも採用されなくて作れないから……そういうのはよくあることだろう?」

審神者「よく聞く話しですねぇ……。
うちの運営にもそういうのあるのかなぁ……。
それがこの二面性……?」

鯰尾「さあね。
でも、こういうのを作るのは大変で、少なくとも俺には出来ない。
出来る技術があったとしても、それでみんなが納得するものを作るのはもっと大変でそもそも不可能だ。
そんな大変なことを、不可能でもそれでも長年頑張って試行錯誤しながらやってくれているんだからさ。
俺たちも応援してあげようよ。 例え率直な意見と文句を言いながらでも」

審神者「それはそうね。
私たちと運営あっての刀剣乱舞よ。
どちらが欠けても成立しない。
この表示も何かの布石か、あるいは今はこれでも今後もっと良くなるって信じているわ。
「待て」と言うのならいつまでも……、改良してくれるのであれば……。
……うん、そうね。 長谷部の気持ちで待つ。 刀剣乱舞は私の主よ」

鯰尾「じゃあそのうち、試されるような改悪といつまでも改良されない放置プレイにゾクゾクしてくるかもね」

審神者「その冷たさ……堪らないっ!
あはは……、刀剣男士の精神って強いなぁ」










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目次


審神者

 桜之姫

審神者:桜之姫
初期刀:歌仙兼定
初鍛刀:秋田藤四郎

本拠:山城国
就任日:2015年8月15日

説明

✿この記録と桜之本丸について✿
この物語は刀剣乱舞において一審神者である私の体験と主観に基づいた記録です。
記録をはじめた当初は刀剣乱舞への理解も浅く今となっては過去の自分に言いたいことが山ほどありますが、その積み重ねで今の私がある、私が刀剣乱舞と共に在った確かな時間を記したものとして過去の未熟な点も受け留めて頂けたら幸いです。
自己の記録として綴ってはおりますが、完全に刀剣乱舞と別物とは考えていません。
しかしそれは私の記録は真の刀剣乱舞の一部だと断じるものではありません。
星型が夜空に煌めく本物の星の形をしていなくても地上で星と認識されるように。
心がハートの形をしていなくてもハートは心と認識されるように。
星を見て星型を作るように、心を想いハートの形にするように。
刀剣たちが語ってくれる刀剣乱舞を見て感じて体験して想い、それを私なりに考え私の主観から見えるその情景を形にしたもの。
それが私の本丸記録です。
星型もハート型も「それは星じゃない」「それは本物の心じゃない」と言えるでしょう。
それと同じように私の記録も「それはあなたの本丸であって刀剣乱舞じゃない」というご指摘は真理です。
その真理を受け留めた上で「私の本丸は私の本丸だから私の好きに解釈して良い」という捉え方ではなく、「私の本丸に刀剣乱舞を求めたい」という願いで私はこの記録を綴っています。 この記録はそんな私の彼らへの私なりに真剣な想いを形にして綴っている記録です。
未熟な点も至らぬ点も、敬ってくれる彼らに甘えることも、窒息しない程度に緩くやっている部分もありますが、私が何より敬い尊重するのは刀剣男士と彼らが語ってくれる刀剣乱舞という物語。 彼らへの愛と忠誠を誓い、そんな彼らと共に在る私の日々を私の主観で記録します。

✿刀剣男士について✿
当本丸記録で描かれている刀剣男士は審神者である私が解釈し扱うことで刀剣乱舞という物語外の動きをします。 刀の心が光を当てなければ人の目には見えない月ならば、刀剣乱舞はそんな月に光を当てて目に見えるようにした三日月。
私が照らす彼らはその暗闇に光を当てた時の姿。
それは三日月ではないけれど、同じ月で、三日月(『刀剣乱舞』)の為に時に欠けることを許します。
言葉とニュアンスで伝えるのは難しいですが、月のように光の加減で見える姿形は変わるけれど、月のように人にどう見えようと姿形が変わることなどないもの、ぐらいの感覚で受け留めてください。
この記録で語られている刀剣男士は、当然人間である私の主観が彼らに光を当てていますのでそういう姿形で見えるように浮かび上がります。
しかし、私は刀剣乱舞が私とは違う人間が光を当てた三日月が語る物語ということを重んじて大事にすると同時に、人がどう光を当てようと月は月であるという前提を重んじています。
それは私の記録では私の光が生み出す闇に隠れて見えないけれど、常にそれがあるという仮定を前提として彼らを扱っています。
刀剣乱舞という月と三日月たちを大事にした上で、それを別物私の物と捉えずに、私はあくまでも彼らを借りた上で主として自由に心を読み考え扱うことを許された存在であり、彼らという存在を図書館で借りた本のように捉えています。
それは借りた私が自由に使えるけれど、大事にしなければならない大切な借り物。
教科書の偉人の顔に落書きをするように楽しければ何をしてもいいという扱いをしたり、この本は好きだけどこの一言が気に食わないと修正液で塗り潰してなかったことにしたり、塗り潰した上に別の一言を書くなんて以ての外です。
私も最初は審神者の先輩方のほとんどがそういう扱いをしていてそれが正しいとされていたから、審神者は刀剣男士をそういう風に扱うべきなのかと思っていた時期もありましたが……。
長年審神者をやりながら考え続けた結果、それはおかしいという個人的な結論に至りました。
彼らは私たちの物じゃない、けれど私たちの物として扱うことを許された物。
それは自由に使うことが許されていても、図書館の本のように敬意を込めて大切に尊重して扱わなければならない。
そういった心持ちで、私は私の物として刀剣乱舞という物語を借りている私に敬意を払ってくれる刀剣男士たちを私も敬意と感謝を込めて取り扱えるように心掛けています。
私は刀剣男士たちを刀剣乱舞という物語が伝えたがっている心を考える為に使いたい、そしてそれをより多くの人に伝えてリスペクトできるように私の内面だけで処理すればいいこの記録を見える形にして残しています。
刀剣乱舞をご存知ではないお客様におかれましては、今後、審神者として就任することがありましたら、私や誰かの刀剣男士や今現在正しいとされていることに囚われず、あなた様の目と心で真剣に目の前の彼らと向き合って刀剣男士を顕現させて頂けたら幸いです。

✿桜之本丸の独自アイテム✿
・霊鏡
出陣中、審神者と刀剣男士との通信機としての機能が主な役割。令和・平成の時代で審神者がスマホから連絡を入れる際もこの霊鏡に繋がる。 本丸に数枚しかない為、基本的に近侍と第一部隊長が必ず一枚所持。 基本は審神者部屋に一枚、手入部屋に一枚、鍛冶場に一枚置かれているが誰かが持ち出すこともある。 連絡以外にも、時の政府への情報の送受信や戦闘データを解析しての誉の算出、戦場での地図確認、部隊の結成や刀剣男士の状態確認からスクリーンショットの撮影まで幅広い機能が搭載されていおり、動作速度などの性能は本丸に接続する審神者のパソコン・スマホのスペックと連動している。 大切な道具なので不具合があれば運営とこんのすけがメンテで直したりする。

©2015 EXNOA LLC/Nitroplus

三振り目

藤薙
三振り目の骨喰藤四郎。
名の由来は藤四郎と彼に似合う藤の花、そして元薙刀の薙刀直しを合わせて「藤薙(ふじなぎ)」。 グランブルーファンタジー~蒼天のえにし~で審神者が獲得した骨喰藤四郎の心を本丸で鍛刀した骨喰の依代を使い顕現させている。 顕現したばかりの頃、一振り目の骨喰に世話になった縁で彼とは仲良し。 憧れと尊敬の念を抱く一方で悪いところは自分の反面教師にしている。 その為か一振り目よりも精神的に大人で安定している面が目立つ。 しかし、それは一振り目がいてくれるからこそであり、自分が特別強いわけでも一振り目より優位だとも感じていない。 良い面も悪い面も、全部を含めて骨喰のことを理解し、同じ骨喰藤四郎だからこそ他者では理解できない部分まで正確に彼の心を把握している、そしてそれは自分に対する理解にも繋がり、それが己の弱さと戦う力になっている。 だからこそ彼は他の誰よりも、自分の弱さに呑まれそうな一振り目の骨喰藤四郎に幸せになってほしいと願っている。

紫電
三振り目の鯰尾藤四郎。
名の由来は「紫電一閃」「紫電清霜」という意味を込めて「紫電(しでん)」。 悩んだ末に引換所で交換した。初期刀以外で審神者がはじめて、そして唯一自分の意志で選び、手に入れた刀。 自身に宿るその意味を大事に、選ばれた刀として審神者を助けたいが、審神者が求める鯰尾藤四郎が自分ではなく一振り目だという矛盾に苦心している。 修行の果てに豊臣秀頼の自刃に使われたとされる説を自身の記憶として取り戻した。 極になっても気心知れない者に対しては相変わらず敬語と敬称を使って接し中々心を開かない。明るさの裏側で悩みも多いようだが、自分の今を精一杯生きるため日々頑張っている。同じ日に顕現した静形は彼の一番の仲良し。


二振り目

宗近
二振り目の三日月宗近。
蛍丸捜索時代に厚樫山で発見。
鶴永、国重と共に長い間、保管されていた。
二度刀解されたが、三度本丸に訪れたことにより顕現を許された

鶴永
二振り目の鶴丸国永。
蛍丸捜索時代に厚樫山で宗近のすぐ後に発見。
宗近、国重と共に長い間、保管されていた。

国重
二振り目のへし切長谷部。
名の由来は刀工の長谷部国重。
池田屋一階の最初のマスで入手したことにより、刀解されずに宗近、鶴永と共に保管されたていた。

骨噛
二振り目の骨喰藤四郎。
名の由来は骨喰の別名、骨噛み。
菖蒲と共に鍛刀された。

菖蒲
二振り目の鯰尾藤四郎。
名の由来は鯰尾造と似た菖蒲造。
骨噛と共に鍛刀された。

阿蘇蛍
二振り目の蛍丸。
名の由来は蛍丸があったと言われる阿蘇神社。
宗近(三度目)と共に厚樫山で発見。


映像記録

✿映像之記録✿

本丸での活動記録など
youtubeにて動画公開中。

舞桜

      翻译: