鯰尾「あ、戻ってきた」
骨喰「ダイヤの城の紹介はこれで終わりだな」
鯰尾「主、次はー? 何処行くー?」
審神者「うーん……よし、満を持して帽子屋屋敷に行こう!」
鯰尾「えっ、今?」
骨喰「てっきり一番最後にするのだと思っていた」
審神者「私もそうしようかと思ってたけど、もう無理行きたい」
骨喰「主殿がそう望むなら」
鯰尾「いよいよ本丸に突入だね!」
審神者「いざ、帽子屋屋敷へ……!」
骨喰「帽子屋屋敷の者たちは顔の見分けがつくようだな」
審神者「あー、なるほど。 さっきのはダイヤの城で今まで縁もゆかりもなかったから、役なしの顔がわからなかったのか」
鯰尾「あれ? でもやっぱり見えないってよ」
審神者「な、何故だ…!」
骨喰「何か理由がありそうだ」
審神者「うわー! 帽子屋屋敷懐かしいー!」
骨喰「あんたにとっては知ってる場所だもんな」
鯰尾「門番の双子いないね」
審神者「よくあることです」
鯰尾「誰、この人?」
骨喰「帽子を被っているから帽子屋じゃないか?」
鯰尾「あぁ……なんか…2、30年後の水心子に見えない?」
審神者「言われてみればちょっと似てるかもw」
骨喰「…こういう外見で顕現できていたら、あいつもきっと喜んだだろう」
鯰尾「あ、すごい。 ここで黒ウサギの話が出るってことはちゃんとフラグ回収してる」
審神者「私は鯰尾が正式な意味でのフラグって言葉の使い方を知っていることにびっくりだよ」
骨喰「……これが、同じだけど違う自分ということか」
鯰尾「知り合いの顔したやつにこんな態度取られたら嫌だろうね。
主が無暗に二振り目を顕現させない理由がなんとなくわかったかも」
骨喰「オレンジうさ耳長谷部」
鯰尾「こいつかw でも、今命令ないのに撃ったよ?」
審神者「前作、前々作のオレンジうさ耳長谷部は3秒考えてから圧し切る少し賢いウサギさんだったけど、今作の長谷部は考えずに圧し切る短気な長谷部だよ」
骨喰「そう言われるとあんたの命令を忠実に聞く長谷部がすごく良いやつに思えてくる。 ……元々悪いやつではないが」
審神者「エリオットも忠実なウサギさんだよ。
……ふたりは私が不審者と一緒にいたらどうする?」
鯰尾「不審者の不審度にもよるけど、主が殺されそうじゃない限り先手で殺しはしないかな」
骨喰「そうだな。 殺すよりも捕らえた方が後で利用できる。 殺すのは最終手段だ」
審神者「私の脇差たちが賢くて心強い」
鯰尾「うさ耳男を踏みつけながら「おまえは、私の犬だろう?」の違和感半端ねえ」
骨喰「……このウサギ、頭悪いな」
審神者「前作、前々作ではもう少し賢いウサギさんだったんだよ」
鯰尾「俺はこういうやつ見ていて面白いから好き」
骨喰「……これ、ひょっとして門番の二人、今回はまだ出てこないんじゃないか?」
(審 ゚Д゚)!?
鯰尾「焦らすなぁー。
……うちの本丸に顕現することを拒否すれば殺す!この気持ちを理解してくれなきゃ殺す!」
審神者「私、見ず知らずの子にそんな野蛮じゃないw」
骨喰「こいつも鶴丸と同じで退屈嫌いなんだな」
審神者「退屈が退屈なのは同意。 ……ディーダム出てこなかった!!」
鯰尾「これってもう一回同じ所選んだらどうなるの?」
審神者「わかんない。 双子に会いたい私の思念でアリスをもう一度帽子屋屋敷へ行かせてみる?」
アリス「ここは一度行ったわね。
一通りまわりたいから、別の場所に行こう」
審神者「くそっ!」
骨喰「諦めて他の場所へ行こう。 次は何処に?」
鯰尾「残りは駅と美術館だね。 刀の展示とかあるかなー?」
審神者「あったらすごく見に行きたい。
うーん……でもこのルートだと、私がアリスだったら駅行ってから美術館に行くから駅、美術館の順番かな」
骨喰「ならば次は駅へ」
鯰尾「しゅっぱーつ!」
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