桜之本丸

山城国のとある本丸。ここで起きる日常と戦いの日々を記録します。

2017年07月04日

二年目之章 岩融八振り


太鼓鐘貞宗の旅立ち


審神者「ごめん、太鼓鐘。ちょっと待ってね」

太鼓鐘「え?あぁ、鍛刀?いいぜ、待ってるから先やってこいよ」

審神者「ありがと、ごめんね…。
ちょっとだけ待っててね」



3時間後 鍛刀部屋



燭台切「主!貞ちゃんのこと一体何時間待たせるつもりなんだい?!」

長谷部「静かにしろ光忠。主は鍛刀中だ」

燭台切「長谷部くん…君もいたのか……。
って、何だい、この荒れ果てた鍛刀部屋は?!」

岩融「先程、長谷部のやつが富士に向かって刀をふりまわしてな」

燭台切「は?刀を…こんな狭いところで…?」

梅:ひょこひょこ(訳:良い感じだよー)

岩融「おお!よくぞやったな、梅。
ほれ、主、待ち望んだ5時間だぞ」

審神者「もういい…もういいの…。
薙刀は岩融しかいないの…岩融がいればそれでいいの……」

岩融「嬉しくもあるが、そのようなことを言うでない。
きっと次こそは巴形が…………」


  岩融  



岩融「次こそは巴形が来るはずだ」

燭台切「……………」

長谷部「光忠、あそこを見てみろ」

燭台切「…え?」



岩融八振り



長谷部「これで八振り目の岩融だ」








2017年07月04日

二年目之章 3時間500回を超える鍛刀の末



太鼓鐘「あぁーもうっ!主もみっちゃんも、どーして戻って来ないんだよ?!」


バンッ!!


太鼓鐘「主!みっちゃん!
一体俺をいつまで待たせるつもりだい?!
待ちくたびれたぜ…!!」

燭台切「ぁ…ごめん、貞ちゃん。
つい夢中になっちゃって……」

太鼓鐘「なんだよみっちゃんまで…酷ぇなぁ…」

岩融「そうむくれるな。
光忠はお前の為に鍛刀補助を代ったんだ」

燭台切「結局、新しい刀剣男士を呼ぶことはできなかったけどね。
……役に立てなくてごめん」

太鼓鐘「薙刀のやつまだ顕現してねーの?
ったく、しゃーねーなー。俺の力を貸してやるよ。んで、主は?」

長谷部「あちらだ」

審神者「私が鳥嫌いだから来てくれないのかな?
空気読んでくれてるのかな……鳥嫌い克服しなきゃ顕現してくれないのかな……」

太鼓鐘「おーい、主!しっかりしろって(←バシッと審神者の背を叩く太鼓鐘)」

審神者「…!?た、太鼓鐘?
ご、ごめん、待たせたよね?」

太鼓鐘「ああ、かなり。待ちくたびれて錆びそうだったぜ…」

審神者「ごめんね!!手入部屋入る?(←涙目で手伝い札を取り出す審神者)」

太鼓鐘「冗談だから本気にするなって(苦笑)
鍛刀、俺も手伝うよ。残りの資源と札はどんな感じだい?」

岩融「資源はざっと数えて木炭3万玉鋼28万冷却材2万砥石2万といったところだ」

太鼓鐘「は?マジかよ!?
玉鋼がついに40万に届くって遠征部隊のやつら喜んでたのに……。
他の資源だってもうすぐ10万だったろう?
あぁ…こりゃあ酷い資源被害だ……」

長谷部「札の残数は松竹梅が各1枚、富士札が5枚。
手伝い札と依頼札はまだまだ余裕があるから気にしなくていい」

太鼓鐘「なるほな…状況は把握した。
みっちゃん、ここからは俺が代わる。
新しい薙刀を鍛刀して、気分よく修行に行ってやるぜ!」

審神者「……………。
太鼓鐘、岩融十振り。
もしも十振りになったら、そこで鍛刀をやめて貴方を修行に出す」

太鼓鐘「え?いいの?俺の方を優先してさ」

審神者「優先どころか、こんなに後回しにしてごめんねって感じだよ。
これで来なかったら巴形薙刀は今回は諦める。
…貴方の修行の方が今は大事。
暫く会えなくなるんだし、鍛刀できなくても怒らないから。
最後に一緒に岩融作ろう、太鼓鐘(達観した笑顔)」



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2017年07月05日

二年目之章 これからはじまる物語


本丸 門の前


太鼓鐘「んじゃ、無事に務めも果たしたし…。
太鼓鐘貞宗、今より更に格好良くなる為、修行に行ってくるぜ!」

審神者「道中、気をつけてね」

太鼓鐘「ああ、主こそ。
みんながいるから大丈夫だとは思うが…。
あんまり無理や無茶はするなよ。
あんたを心配してるやつ、大勢いるんだからさ。
みっちゃん、俺のいないあいだ、主のことをよろしく頼む」

燭台切「オーケー。この子のことは僕に任せて。
貞ちゃんは安心して自分の修行をしておいで。
カッコイイ新衣装を期待して待っているよ」

太鼓鐘「ふっふっふ、乞うご期待ってね!
俺の方は帰ってきたら美味い飯を期待してるぜ、みっちゃん」



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2017年07月05日

二年目之章 物語の拡充


審神者「こちらこそありがとう。
そういうこと言ってくれる子、私は好き。
……だけどね、巴形…ひとつ、申し訳ないけど、お願いが…」

巴形「なんだ?申してみよ」

審神者「……あのね、私、鳥が怖いの」

巴形「は?鳥?」

審神者「(こくこく)貴方の服のそれ、すごく怖いの。
だからね、私と接する時は今のこの距離を守って。
ちょっと…これ以上近づくのは本当に怖いんだ……」

巴形「あぁ…だから、呼ばれながらも拒絶されていたのか……」

審神者「拒絶してた?やっぱり貴方が中々顕現してくれなかったの私のせいだった?!
ごめんね……あの、でも、誤解しないで、私が怖いのは鳥であって、貴方ではないから。
少しだけど、こうして一緒に話して貴方のこと好きだなって思った。
だから、私は巴形と仲良くなりたいし、これからもっと使いたい。
怖がっちゃうこともあるかもしれないけど……。
私が貴方を必要としていることは、いつも忘れないでいてね」

巴形「承知した。
主、用があれば俺を呼べ。
声の届くところに控えていよう」

審神者「ありがとう。
そう言ってもらえると、すごく嬉しい。
…じゃあ、早速だけど、一緒に戦力拡充に行こうか。
まだ1Lvだけど…大丈夫、私の短刀達がきっと上手くフォローしてくれるから。
みんなとも仲良くなって、早くここに馴染んでね。
困ったことがあったら相談に乗るよ。
私がいない時は同じ刀種の岩融とか…初期刀の歌仙とか。
鯰尾って子もすごく世話焼きだしきっと力になってくれる。
癖のある子も多いけど、なんだかんだみんな良い子だから、困った時は頼ってね。
…あ、私の話長いね…ごめん、じゃあ、今度こそ行こう、戦力拡充!
巴形、ついてきて、本丸案内がてら極の子達を呼びに行くよ」

巴形「はっ、お供致します」



その後、戦力拡充にて



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2017年07月06日

二年目之章 先輩からのアドバイス(脱衣)


巴形「…………」

村正「huhuhu、何かお悩みデスか?」

巴形「お前は……」

村正「千子村正。以後、お見知りおきを」

巴形「村正…あぁ、妖刀で有名なあの村正か…」

村正「そう、妖刀とか呼ばれているあの村正デス、huhuhuhu。
けれど、ワタシの伝説に惑わされないでください。
こう見えてワタシもここに来たのがほんの数ヶ月前なので、はじめての後輩に世話を焼きに来ただけデスから。
そういう事なので、遠慮せずにさらけ出してください、何から何まで…ね?huhuhuhu」

巴形「……そうか、すまない。
実を言うと…主がこの羽に怯えていてな」

村正「ああ、なるほど、我らが主は妖刀よりも鳥に怯える人間デスからね、huhuhuhu」

巴形「声の届く位置にいつも控えている。
……が、できることならば…近づいてみたい」

村正「なんだ。簡単な話ではありませんか」

巴形「簡単…か…?」

村正「えぇ、簡単デス。
要するに…脱げばいいんデスよ」


ドスッ



村正「うぐっ…my family……。
槍の柄で殴るのが、アナタの挨拶なのデスか…?」

蜻蛉切「そうだな、村正。
お前への挨拶はこれになることが多いかもしれん。
………巴形に何を吹き込んでいるんだ」

村正「はじめての後輩に、先輩としてアドバイスを…」

蜻蛉切「要らんアドバイスをしなくていい!
まったく、これだから皆に誤解されるんだぞ………。
申し訳ない、こいつの言ったことはあまり気にしないでやってくれ」

巴形「いや…参考になった。
ありがとう、村正」

蜻蛉切「なっ?!」

村正「huhuhuhu、どういたしまして」

蜻蛉切「待て、巴形…!
村正の言ったことを真に受けるな…!」

村正「良き結果を祈ります。
…なんて、妖刀のワタシが言うのはおかしいでしょうか、huhuhu」




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目次


審神者

 桜之姫

審神者:桜之姫
初期刀:歌仙兼定
初鍛刀:秋田藤四郎

本拠:山城国
就任日:2015年8月15日

説明

✿この記録と桜之本丸について✿
この物語は刀剣乱舞において一審神者である私の体験と主観に基づいた記録です。
記録をはじめた当初は刀剣乱舞への理解も浅く今となっては過去の自分に言いたいことが山ほどありますが、その積み重ねで今の私がある、私が刀剣乱舞と共に在った確かな時間を記したものとして過去の未熟な点も受け留めて頂けたら幸いです。
自己の記録として綴ってはおりますが、完全に刀剣乱舞と別物とは考えていません。
しかしそれは私の記録は真の刀剣乱舞の一部だと断じるものではありません。
星型が夜空に煌めく本物の星の形をしていなくても地上で星と認識されるように。
心がハートの形をしていなくてもハートは心と認識されるように。
星を見て星型を作るように、心を想いハートの形にするように。
刀剣たちが語ってくれる刀剣乱舞を見て感じて体験して想い、それを私なりに考え私の主観から見えるその情景を形にしたもの。
それが私の本丸記録です。
星型もハート型も「それは星じゃない」「それは本物の心じゃない」と言えるでしょう。
それと同じように私の記録も「それはあなたの本丸であって刀剣乱舞じゃない」というご指摘は真理です。
その真理を受け留めた上で「私の本丸は私の本丸だから私の好きに解釈して良い」という捉え方ではなく、「私の本丸に刀剣乱舞を求めたい」という願いで私はこの記録を綴っています。 この記録はそんな私の彼らへの私なりに真剣な想いを形にして綴っている記録です。
未熟な点も至らぬ点も、敬ってくれる彼らに甘えることも、窒息しない程度に緩くやっている部分もありますが、私が何より敬い尊重するのは刀剣男士と彼らが語ってくれる刀剣乱舞という物語。 彼らへの愛と忠誠を誓い、そんな彼らと共に在る私の日々を私の主観で記録します。

✿刀剣男士について✿
当本丸記録で描かれている刀剣男士は審神者である私が解釈し扱うことで刀剣乱舞という物語外の動きをします。 刀の心が光を当てなければ人の目には見えない月ならば、刀剣乱舞はそんな月に光を当てて目に見えるようにした三日月。
私が照らす彼らはその暗闇に光を当てた時の姿。
それは三日月ではないけれど、同じ月で、三日月(『刀剣乱舞』)の為に時に欠けることを許します。
言葉とニュアンスで伝えるのは難しいですが、月のように光の加減で見える姿形は変わるけれど、月のように人にどう見えようと姿形が変わることなどないもの、ぐらいの感覚で受け留めてください。
この記録で語られている刀剣男士は、当然人間である私の主観が彼らに光を当てていますのでそういう姿形で見えるように浮かび上がります。
しかし、私は刀剣乱舞が私とは違う人間が光を当てた三日月が語る物語ということを重んじて大事にすると同時に、人がどう光を当てようと月は月であるという前提を重んじています。
それは私の記録では私の光が生み出す闇に隠れて見えないけれど、常にそれがあるという仮定を前提として彼らを扱っています。
刀剣乱舞という月と三日月たちを大事にした上で、それを別物私の物と捉えずに、私はあくまでも彼らを借りた上で主として自由に心を読み考え扱うことを許された存在であり、彼らという存在を図書館で借りた本のように捉えています。
それは借りた私が自由に使えるけれど、大事にしなければならない大切な借り物。
教科書の偉人の顔に落書きをするように楽しければ何をしてもいいという扱いをしたり、この本は好きだけどこの一言が気に食わないと修正液で塗り潰してなかったことにしたり、塗り潰した上に別の一言を書くなんて以ての外です。
私も最初は審神者の先輩方のほとんどがそういう扱いをしていてそれが正しいとされていたから、審神者は刀剣男士をそういう風に扱うべきなのかと思っていた時期もありましたが……。
長年審神者をやりながら考え続けた結果、それはおかしいという個人的な結論に至りました。
彼らは私たちの物じゃない、けれど私たちの物として扱うことを許された物。
それは自由に使うことが許されていても、図書館の本のように敬意を込めて大切に尊重して扱わなければならない。
そういった心持ちで、私は私の物として刀剣乱舞という物語を借りている私に敬意を払ってくれる刀剣男士たちを私も敬意と感謝を込めて取り扱えるように心掛けています。
私は刀剣男士たちを刀剣乱舞という物語が伝えたがっている心を考える為に使いたい、そしてそれをより多くの人に伝えてリスペクトできるように私の内面だけで処理すればいいこの記録を見える形にして残しています。
刀剣乱舞をご存知ではないお客様におかれましては、今後、審神者として就任することがありましたら、私や誰かの刀剣男士や今現在正しいとされていることに囚われず、あなた様の目と心で真剣に目の前の彼らと向き合って刀剣男士を顕現させて頂けたら幸いです。

✿桜之本丸の独自アイテム✿
・霊鏡
出陣中、審神者と刀剣男士との通信機としての機能が主な役割。令和・平成の時代で審神者がスマホから連絡を入れる際もこの霊鏡に繋がる。 本丸に数枚しかない為、基本的に近侍と第一部隊長が必ず一枚所持。 基本は審神者部屋に一枚、手入部屋に一枚、鍛冶場に一枚置かれているが誰かが持ち出すこともある。 連絡以外にも、時の政府への情報の送受信や戦闘データを解析しての誉の算出、戦場での地図確認、部隊の結成や刀剣男士の状態確認からスクリーンショットの撮影まで幅広い機能が搭載されていおり、動作速度などの性能は本丸に接続する審神者のパソコン・スマホのスペックと連動している。 大切な道具なので不具合があれば運営とこんのすけがメンテで直したりする。

©2015 EXNOA LLC/Nitroplus

三振り目

藤薙
三振り目の骨喰藤四郎。
名の由来は藤四郎と彼に似合う藤の花、そして元薙刀の薙刀直しを合わせて「藤薙(ふじなぎ)」。 グランブルーファンタジー~蒼天のえにし~で審神者が獲得した骨喰藤四郎の心を本丸で鍛刀した骨喰の依代を使い顕現させている。 顕現したばかりの頃、一振り目の骨喰に世話になった縁で彼とは仲良し。 憧れと尊敬の念を抱く一方で悪いところは自分の反面教師にしている。 その為か一振り目よりも精神的に大人で安定している面が目立つ。 しかし、それは一振り目がいてくれるからこそであり、自分が特別強いわけでも一振り目より優位だとも感じていない。 良い面も悪い面も、全部を含めて骨喰のことを理解し、同じ骨喰藤四郎だからこそ他者では理解できない部分まで正確に彼の心を把握している、そしてそれは自分に対する理解にも繋がり、それが己の弱さと戦う力になっている。 だからこそ彼は他の誰よりも、自分の弱さに呑まれそうな一振り目の骨喰藤四郎に幸せになってほしいと願っている。

紫電
三振り目の鯰尾藤四郎。
名の由来は「紫電一閃」「紫電清霜」という意味を込めて「紫電(しでん)」。 悩んだ末に引換所で交換した。初期刀以外で審神者がはじめて、そして唯一自分の意志で選び、手に入れた刀。 自身に宿るその意味を大事に、選ばれた刀として審神者を助けたいが、審神者が求める鯰尾藤四郎が自分ではなく一振り目だという矛盾に苦心している。 修行の果てに豊臣秀頼の自刃に使われたとされる説を自身の記憶として取り戻した。 極になっても気心知れない者に対しては相変わらず敬語と敬称を使って接し中々心を開かない。明るさの裏側で悩みも多いようだが、自分の今を精一杯生きるため日々頑張っている。同じ日に顕現した静形は彼の一番の仲良し。


二振り目

宗近
二振り目の三日月宗近。
蛍丸捜索時代に厚樫山で発見。
鶴永、国重と共に長い間、保管されていた。
二度刀解されたが、三度本丸に訪れたことにより顕現を許された

鶴永
二振り目の鶴丸国永。
蛍丸捜索時代に厚樫山で宗近のすぐ後に発見。
宗近、国重と共に長い間、保管されていた。

国重
二振り目のへし切長谷部。
名の由来は刀工の長谷部国重。
池田屋一階の最初のマスで入手したことにより、刀解されずに宗近、鶴永と共に保管されたていた。

骨噛
二振り目の骨喰藤四郎。
名の由来は骨喰の別名、骨噛み。
菖蒲と共に鍛刀された。

菖蒲
二振り目の鯰尾藤四郎。
名の由来は鯰尾造と似た菖蒲造。
骨噛と共に鍛刀された。

阿蘇蛍
二振り目の蛍丸。
名の由来は蛍丸があったと言われる阿蘇神社。
宗近(三度目)と共に厚樫山で発見。


映像記録

✿映像之記録✿

本丸での活動記録など
youtubeにて動画公開中。

舞桜

      翻译: