回想~隊長と副隊長~
鯰尾「鯰尾藤四郎、参りました」
骨喰「来たぞ」
審神者「待ってたよ。2人に大切な話があるの」
骨喰「話を聞こう」
鯰尾「なんです?給料アップとかですか?」
審神者「残念ながらお給料の話じゃないけど…。
新しい部隊の隊長と副隊長を、二人に任せたいの」
鯰尾「えぇ?!俺達が、隊長と副隊長…?」
骨喰「わかった。引き受けよう」
鯰尾「兄弟、承諾早っ!」
審神者「鯰尾は、引き受けてくれない?」
鯰尾「え?いや、良いけど…俺らでいいんですか?」
審神者「うん。新しい時代、池田屋の攻略を二人に頼みたい。
池田屋は夜戦の地域で、大太刀や太刀の能力が落ちてしまうの。
打刀のみんなは蛍丸捜索で疲れ切ってるから、休ませてあげたいし…」
鯰尾「ああ。だから俺ら脇差をご指名なんですね」
審神者「そう。鯰尾と骨喰なら、こっちに来てからの実戦経験も豊富だし。
何より、信用できる。だから、私は貴方達に池田屋攻略を任せたい」
鯰尾「そこまで言われちゃ、引き受けないわけにはいよなぁ…。
わかりました。で、俺と兄弟、どっちが隊長でどっちが副隊長ですか?」
審神者「隊長は鯰尾、副隊長は骨喰に任せたい」
骨喰「了解した」
鯰尾「俺が隊長…?
まあ、兄弟もいるんだし、大丈夫か。
謹んでお引き受けします」
審神者「二人ともありがとう。
他のメンバーについては、まだ決めていないけど
できれば、練度が高めの短刀達を入れようと思ってる。
でも、まだまだ未知のエリアだから
二人と相談しながら構成を変えていきたい」
鯰尾「あ、じゃあ、俺、初期メンバーに薬研と厚を推しまーす」
骨喰「なら、俺は前田と秋田を推す」
審神者「なるほど…確かに彼らは練度もそれなり…。
何より、隊長と副隊長が推すのなら、一度その構成で行ってみようか」
鯰尾「よっし!じゃあ、俺、早速、兄弟達に新部隊のことを報せて来ますね」
骨喰「俺も共に行こう」
審神者「うん。いってらっしゃい。
報告が終わったら、もう一度ここへ戻って来て。
今後の事を相談したいから」
鯰尾「はーい」
骨喰「では、行ってくる」
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時系列的には、蛍丸を探している途中での出来事。
蜻蛉切さんが来る前後のお話。
池田屋、一回行ったらかなり厳しくて、全然行ってなかったんですよ。
なので、池田屋攻略部隊を編成して、本格的に攻略に乗り出しました。
まあ、この頃は明石に蛍丸探せと脅されていて、中々そっちに力入れられなかったのですが、蛍丸を無事に発見し、本腰を入れられるようになりました。
短刀達は中途半端に育てていたので、この時、池田屋攻略に任命された4名は大体48~50Lvでした(鯰尾くんと骨喰くんは90Lv)。
こうして見ると、見事に藤四郎だけの部隊編成…。
いち兄に「弟達のこと、よろしくお願い申し上げる」って言われちゃいますね。
今日もロイヤルセコム様が池田屋攻略部隊を見守っています。
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回想~闇夜に潜む刃達~
前田「暗所だと不意を突きやすくて戦いやすいですね」
厚「俺ら短刀は間合いが命だからな。
敵に悟られずに間合いを詰められるのは最高だぜ!」
薬研「敵の攻撃も回避しやすいしな。
太刀や大太刀のやつらにゃ、そう簡単にこの動きはできないだろうよ」
秋田「えっへへ。久しぶりの出陣、嬉しいです!
隊員が全員兄弟っていうのも、なんだかとても新鮮ですね!」
骨喰「…兄弟、どうした?まさか…迷ったか?」
鯰尾「べ、別に迷ってなんかない!
賽の通りに進むだけなんだ、迷うはずないだろ!」
骨喰「……賽はおおよその方向しか示さない」
鯰尾「…………」
骨喰「迷ったんだな」
薬研「なんだ?迷ったのか?」
鯰尾「迷ってない!ちょっと道がわからないだけだ!」
厚「それを迷ったって言うんだろ…」
秋田「主君!隊長が迷子になってしまったので、一度帰還してもいいですか?(霊鏡を覗きこみつつ)」
鯰尾「ちょ、秋田!何、俺の意見聞かずに主に連絡取ってるんだよ!」
審神者「そっか。まだ行き慣れてない所だし、仕方ないね。戻って来ていいよ」
秋田「はーい!主君の許可、取れましたよ!」
鯰尾「あああ…!折角、隊長任せてもらえたのに…。こんなにすぐに帰還だなんて、俺、どんな顔して帰ればいいんだよ……!」
薬研「ま、仕方ねぇさ。そういう事もある」
前田「主君ならば、気にしないと思います」
厚「恥ずかしかったら、俺らも一緒に大将のところに行ってやるから、大丈夫だぜ」
鯰尾「馬鹿!その方が恥ずかしいだろ!」
骨喰「目的は達成できなかったが、収穫はあった。帰還しても問題はないだろう」
薬研「さっきの槍、やたら動きが早かったからな…。大将に報告した方が今後の為にもなるだろうぜ」
鯰尾「はぁー…そうだな…。じゃ、これより帰還する!」
審神者「確かに、あの槍の動き、早かったね。
実際、戦ってみてどうだった?」
鯰尾「正直、先手を取れる気がしません。
長谷部さんでも、あれは難しいんじゃないですか?」
審神者「新手の高速槍か…厄介だな…」
骨喰「あの機動の差は馬に乗れないことも、大きいと思う」
審神者「池田屋じゃ、馬に乗ったとしても、充分に扱えないからね。困ったな……。
ここはやっぱり投石ガン積みがいいのかなぁ」
鯰尾「けど、こないだかなりの量の玉鋼を新入り眼鏡の大きい方に奪われてませんでした?」
審神者「鍛刀部屋フル回転で蛍丸狙われたからね……。
どんなに脅されようと、もう二度と、あれはやらない……。
…槍のことはひとまず、保留。
他に気になったことはある?」
骨喰「道案内が欲しい」
鯰尾「(グサリ)兄弟の言葉で、俺の心は重傷」
審神者「入り組んだ地形でしかも夜だし、仕方ないよ。
けど、そうだね…うーん…堀川国広、なんてどうかな?
脇差の中でも、そこそこ実力があるし
彼なら、池田屋のことも詳しいはずだから」
鯰尾「あー、兼さんの人ですよね?
面識はあまりないですけど、悪い印象はないですよ」
骨喰「真面目なやつだと思う。特に問題はないだろう」
審神者「じゃあ、決まり。
問題は、誰と交代させるかだけど……」
鯰尾「……兄弟だから、言うのは少し心苦しいですけど…。
やっぱり、練度的に秋田と交代させるのが良いと思います」
審神者「…秋田くんか……。
そうだね…槍もいるのなら
彼を入れて進軍するのは危ないかもしれない」
骨喰「…俺が秋田に言って来よう」
審神者「うぅん、私が行く。嫌な役目を貴方達にばかり任せられないもの」
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ようやく出陣させてあげられたのに、すぐに部隊から外さなきゃいけなくなった秋田くん。
心苦しかったですが、彼だけLv45だったので、槍のことも考えて彼を部隊から外しました。
そして空いた枠に堀川くんを入れて、池田屋攻略が本格的にはじまりました。
堀川くんの案内で、なんとか抜けられましたが、市中が広すぎて一番辛かったです。
けど、市中が辛すぎたせいか、続く三条大橋と池田屋二階はそれほど苦じゃなかった。
市中は攻略に数日かけたのに、残りの二エリアは一日でクリアできましたから。
今は地獄のマス埋め中です。
お願いだから脇道に逸れてー!
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回想~後続部隊~
安定「僕を呼んだ?」
審神者「来てくれてありがとう、安定」
安定「90代は暫く本丸で待機か遠征だったんじゃないの?」
審神者「そうだよ。でも、貴方には戦場に出陣してもらう」
安定「ふーん。わざわざ指名してまで僕を使ってくれるんだ」
審神者「貴方はこの本丸の中でも練度の高い打刀。それに、新撰組に縁のある刀でもある」
安定「……なんとなく、言いたいことは察した。
噂の池田屋迷子部隊に代わって、僕に新しい池田屋攻略部隊を率いろということだね」
審神者「…察してくれてありがとう。
鯰尾達の部隊を解散させるつもりはない。
彼らには今まで通り池田屋に出陣してもらう。
けど、堀川くんひとりじゃ、ちょっと大変みたいで
新しい部隊の追加を考えている」
安定「あいつ、最近よく手入部屋にいるみたいだからね…。それで僕に声がかかったってわけか」
審神者「だけど、無理にとは言わない。
貴方が嫌なら、他の刀に声をかける。
ただ…私は、できれば貴方に出陣してほしい」
安定「…少し、時間をもらえる?
心の整理をしたいんだ」
審神者「いいよ。どの道、加州のレベルが
90代になってから彼も含めた編成を考えようと思っていたし。それまでに、答えを出して」
安定「わかった…それまでには、必ず答えを出すよ」
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先行部隊の鯰尾達の部隊が、あまりにもマップ下の四角い所をくるくると周って帰ってくるだけだったので、本丸内でそのことが噂になり「第一池田屋迷子部隊」と囁かれています。
堀川くんを投入したことにより、その現象はだいぶ緩和され、先に進めるようになったのですが、槍にやられたり刀装が剥がされたりで中々先に進めず、後続部隊の編制を考えました。
新撰組の刀の中で、一番練度が高かったのが安定だったので、彼を指名。
この時、加州もレベル90間近だったので、どうせなら彼も加えようと
加州が90Lvになるのを待っていました。
さあ、安定に懺悔タイム、始動。
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加州のレベルが90になる前に、安定が第二池田屋攻略部隊結成を了承してくれたので、部隊を結成。
なんだか本人がすごくやる気になっていたので、90前でしたが85は超えていたので、加州を加え、第二池田屋攻略部隊を結成しました。
それから数日後、池田屋攻略部隊は無事に池田屋の市中を突破。
しかし、意外にも最初に突破したのは第二攻略部隊ではなく……。
回想~第一池田屋部隊の絆~
骨喰「報告だ」
鯰尾「やりましたよ、主!ついに池田屋の市中、突破です!」
厚「これも堀川のお陰だな!ありがとよ!」
堀川「そんな…僕はただ、道案内をしただけだよ。
突破できたのは部隊のみんなのお陰さ」
薬研「謙遜すんな。お前がいなけりゃ
隊長は延々と同じところを周ってた」
厚「ああ、滑車を回すハムスターみたいにな!」
前田「あはは。その例えはなんだか可愛らしいですね」
鯰尾「おい、お前ら。誰がハムスターだ、誰が!」
審神者「(みんな、ボロボロなのに、すごく嬉しそう。このメンバーで突破できて、本当に良かった)
ありがとう、みんな。帰ったらゆっくり休んでね」
薬研「ああ、そうさせてもらうぜ」
厚「前田。俺は後で良いから、お前が先に手入部屋に入れ。……あと、隊長もな!」
前田「ありがとうございます。気を使わせてしまい、すみません」
厚「なぁに、良いってことよ!」
鯰尾「ちょ、厚、お前にそれ言われたら、俺の兄と隊長としての立場…」
骨喰「兄弟は強行突破し過ぎだ。休め」
鯰尾「…主もそう言います?」
審神者「勿論」
鯰尾「はぁ…主が言うなら、俺も前田と一緒に手入部屋に入りますか。
ああ、鯰尾の所のカーブは気を使ってくださいね?」
堀川「隊長さんは手入部屋に入る前、いつもそれを言うよね」
鯰尾「俺にとってすごく大事なことですから。
手入部屋に入る時は何度だって言いますよ!」
骨喰「主、俺も傷は浅い。
厚がいいなら、薬研と堀川を先に入れてくれ」
堀川「え?僕?僕は大丈夫だよ。
だから、僕より先に厚くんか副隊長の骨喰くんを…」
薬研「遠慮すんな。
お前は藤四郎じゃねぇが、俺っち達の立派な仲間だぜ」
前田「そうですよ。堀川さんは名に関係なく、僕達にとって大切な方です」
鯰尾「そうそう。堀川はさ、ちょっと俺達との間に 壁作りすぎなんだよ。
心の 壁…ATフィールドってやつ?」
審神者「鯰尾…その言葉どこで覚えたの…?」
鯰尾「三日月さんから教わりました」
審神者「(
あ・い・つ・か)」
骨喰「俺も、兄弟達と同じ意見だ」
厚「へへっ、堀川、今後もこのメンバーでやっていくんだ。
もっと仲良くしていこうぜ!」
堀川「みんな…ありがとう…。
(兼さん…僕、兼さんの隣以外にも
自分の居場所ができたのかもしれない…)」
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まさかの迷子部隊が最初にボスマスに到達。
鯰尾くんと前田くんは中傷で、他のみんなも刀装が剥がれていたり傷ついていたりしたけど、みんなとても嬉しそうでした。
秋田くんも第一池田屋攻略部隊の市中突破報告を聞き、嬉しそうにしていました。
ちなみに、彼は攻略部隊から外れた後、低Lv部隊の隊長補佐役として違う部隊で頑張っていました。
配属するまではかなり落ち込んでいたようですが、大倶利伽羅に励まされ(秋田くん談)前向きに頑張っていたそうです。
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回想~第二池田屋攻略部隊~
加州「オラオラァッ!一気に駆け抜けるぞ!」
安定「ちょっと、待てよ。お前、まだ90Lvになってないんだから
僕より前に出るな。大体、隊長は僕だぞ」
秋田「待ってください、加州さん!僕も一緒に行きますよ!」
安定「はぁ…秋田まで…」
大倶利伽羅「ふん。あの調子じゃ、橋の途中でへばるな」
青江「その時は、君が抱っこしてあげるんだろ?」
大倶利伽羅「誰がするか」
乱「くす。大倶利伽羅が秋田に甘いの、僕、知ってるよ?」
大倶利伽羅「別に甘くした覚えはない」
青江「無自覚なのかい?
それとも、これが三日月の言うツンデレというやつか」
大倶利伽羅「あの爺…何を吹き込んでやがる……」
安定「こら、お前ら!今は出陣中だぞ!
そんなにピクニックがしたいなら
今すぐ川にぶち込んで水遊びさせてやるよ」
乱「きゃっ。安定隊長、怖い…!」
青江「僕をずぶ濡れにさせて…どうするつもりなんだい…?」
安定「……主、こいつら斬っていい?(霊鏡に向かって)」
審神者「気持ちは分からなくもないけど、それは駄目(霊鏡通信中…)」
安定「はぁ…主が言うなら仕方ない……。
オラァッ、脳内お花畑ども!
突出してる脳筋野郎どもを追いかけるぞッ!!」
大倶利伽羅「言われなくても分かっている。追うぞ」
乱「はーい。敵陣は、僕が乱しちゃうよ」
青江「ふふ。皆、せっかちだね」
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…私は人選を間違えたのでしょうか……?
なんだか、安定にすごく苦労させているような……。
加州は普段、もっと落ち着いているんですけどね。
これまでずっと出陣なしだったから、前回から引き続き、未だにはしゃいでいるようです。
三条大橋は市中と違い一本道でしたから、攻略が楽でした。
と言っても、途中で槍に中傷にさせられる度に撤退して手入部屋入りしていましたが。
第一部隊と第二部隊を交互に送り出していたら、すぐにクリアできましたよ(市中が酷過ぎたから余計にそう感じるのかも)。
ここではあまり触れていない乱くんですが、ゲーム内では低Lv部隊の中でもかなり強い刀として活躍していました。
第一印象、そんなに好きではなかったのですが、真剣必殺を見てから大のお気に入りにです(真剣必殺グラフィックのグッズとかないのでしょうか…既存絵のグッズ多いのに、真剣必殺って全然ないですよね…)。
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