桜之本丸

山城国のとある本丸。ここで起きる日常と戦いの日々を記録します。

2022年08月18日

フランボワーズロール


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もちんば「もち」

ヽ(審・∀・)ノと~ど~い~た~

もちんば「もぉ~ちもっち~!」

鯰尾「お湯を用意しないとね、それからお皿も」

もちんば「も~ちも~ちも~も~ちも~ちも~」

骨喰「紅茶はどうする? ダージリンかアッサムか……。
こないだあんたが買ってきたピーチティーもある」

審神者「うーん、どうしよう……お湯が沸くまで悩んでいい?」

骨喰「ああ。 ゆっくり悩め」

審神者「うん。 で、なんでお前まで出てきたの、もっちー?」

もちんば「もち!? もっちー!」





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2022年08月27日

ぽわぽわタイム


骨喰 鯰尾 内番 春の夜



審神者「…………」

骨喰「眠いなら布団に入ったらどうだ?」

審神者「眠いけどまだ寝たくない気分なの。
もちょっとぽわぽわしてたい……。
眠いならお先にどーぞ」

骨喰「あんたを残して眠れない」

審神者「ふふっ、そんなのいいのに」

骨喰「あんたがよくても俺がよくない」

審神者「……ありがとう」

骨喰「……? 改まってどうしたんだ?」

審神者「ん……なんと言いますか……。
合わせてくれてありがとう」

骨喰「刀が主に合わせるのは当然だ」

審神者「いや、まあ……そうなのかもしれないけどね」

骨喰「……他にも何かあるのか?」

審神者「…………」

骨喰「話してみろ」

審神者「漠然としてるです」

骨喰「漠然でもいいから話してみろ」

審神者「難しいごちゅーもんなのです」

鯰尾「じゃあ俺が話してあげよっか?」

審神者「なんでぇっ!?」

鯰尾「合ってるかはわからないけど、大体わかった」

審神者「貴方のそういう所、本当怖いんですけど……」

鯰尾「頼りになるって意味で受け取っておく。
要するにこういう事でしょ?
「私のことを一番に考えて辛くならないように動いてくれてありがとう。
だけどそうやって気を使わせている事に罪悪感がある」そんな感じ?」

審神者「…………」

鯰尾「表情から察するに方向性は間違っていないようだ」

骨喰「罪悪感なんて……。
あんただっていつも俺と兄弟のことを一番に考えてくれるじゃないか」

審神者「んー、それはそうなのですが……。
蚊に刺されて痒いと、その部分を刃物で抉りたくならない?」

鯰尾・骨喰「「ならない」」

(審´・ω・)……

骨喰「あんたはそうなのか?」

審神者「痛いことがあると完膚なきまでに自分を破壊したくなるの。
そしたら蚊に食われた痒いのなくなるでしょ?」

骨喰「なんでそう極端なんだ。
傷口を抉って被害をより深刻なものにしてどうする」

鯰尾「それで痒みがなくなっても、それって何も解決してないよね?」

審神者「そーなのですが、気持ち的にそうしたくなる。
蚊に刺された痒みはそのままにしたいから尚更……」

骨喰「そのままにしたいって、どうして?」

審神者「んー……その前の段階。
蚊を殺したくない、の方が通じるかな?
蚊を殺したくない、でも蚊がいると刺されて痒い、でもやっぱり蚊を殺したくないし消し去りたくない。
だけど痒いのが辛くて辛くて……どうしようもないってほどじゃないけど、蚊に刺された時のような気になる辛さだから、無性に抉りたくなる……そんな感じ」

骨喰「…………」

審神者「別に蚊に刺されたって死なないから平気よ。 悩んでいる訳じゃないし」

骨喰「俺には悩んでいると言っているようにしか聞こえないぞ」

審神者「…………。 心、広くなりたい」

骨喰「……?」

審神者「なんでも許せるぐらい心広くなりたい」

鯰尾「んー……それは違うんじゃないの?
何の苦慮も無く、なんでも一瞬で許せるってことは、言い換えればあらゆる物事がどうでもいいという事だ。
自分の中の信念や正しさや考えが何も無くて、大事なことや大事なものが何も無い……俺はそんな主は嫌だな」

審神者「…………」

鯰尾「主はやさしい人ってどんな人だと思う?
好きな人を甘やかす人? 好きな人を丁重に扱える人? 好きな人の気持ちを尊重できる人?」

審神者「……うぅん。 そういうのはやさしいって言わない。
好きな人に良い顔したり好意的な労りの気持ちを向けるのって当然で、自分の心のままにやりたいようにやっているだけ。
それで相手が満足したり癒やされたりして、最終的に得をするのって相手が好きな自分自身。
だから、そういうのもやさしさなんだろうけど、そういうのは本当のやさしさじゃないと思う。
アイドルが好きなファンの好意と同じ。
アイドルが好きなんじゃなくて、アイドルが好きな自分が好き。
好きな人の活動を支える自分が好き、好きな人にとって価値ある自分が好き。
全員が全員そうだとは言わないけどね。
ああいうのを見ていると、私にはそう見える。
「好き」「愛してる」この言葉を真っ直ぐ相手に対して使っている人ってとても少ない。
やさしさもそれと同じで、人間の言う「やさしい」って「自分の心に都合よく合わせてくれる人」って意味合いになってきている気がする。
で、そんなおかしな「やさしさ」への対抗が「やさしいだけがやさしさじゃない」。
前者の「やさしさ」に違和感を覚えた人が厳しく相手に合わせないことが本当のやさしさだと主張する。
だけど、そんなのはただの自分勝手な押し付けでやさしさではないと私は思う」

骨喰「なら、あんたにとってのやさしさは?」

審神者「嫌いな人や、苦手な人や、許せない人。
自分が「おかしい」「間違っている」「その考えはいけない」と感じる人の訴えに、耳を傾けるて相手の言っていることを曲解や頭からの否定をせずに自分の気持ちや考えも、しっかり両方を加味して考えることができる人。
……私はそういう人が、本当にやさしい人なんだと思う」

鯰尾「……うん。
それがわかっている主なら大丈夫だよ。
大事なのは心の広さなんかじゃなくて、そのやさしさだ」

審神者「……………。
私の言葉はどれくらい聞いてもらえるのかな?
聞きたくない人に無理に聞かせるのって嫌いなの。
私は大きな括りに対して否定的な言葉を自分の意見として述べたりはするけど、その意見で個人を否定をしたいとは思わないの。
あくまでも大きな括りに向けて言って考えてほしいだけで……。
例えばさっきのアイドルの例えだって、私はそうやって自分の好きな感情の本音も知らないで何も考えずに好きと叫ぶことに懐疑的だけど、そうしている人がそれで元気になれて前向きになれて楽しくて幸せになれるという良い面まで否定しない。
それはとても良い事だと思うし、私も他人なりにそういう人たちの幸せを大事にしたい。
でも、「好き」「愛してる」ってそういう事じゃないんじゃないかな?
相手のことを思って自分の気持ちを叫んで満たすその行為って全部自分の心の為で、全然相手を想っていない。
本当に「好き」で「愛している」ならそれに気づいてほしいなって思うし、見ていてすごく痛いし、悲しくなる。
それでもやっぱり、そういう人の幸せは認めているし尊重したいし、だから個人個人に「あなたのそれおかしいです」なんて否定してまわりたくはない。
だからそんな事はしないで、大きな括りに向けて時々自分の意見を述べているのだけれどね……。
私の心は狭いので、日々痛いんです……」

鯰尾「ならその痛みを抉ったり壊したり、放り投げようとしちゃ駄目だよ。
それは主の心なんだから、大切にしてあげなくちゃ」

審神者「……………。
なんで私の心はこんなに傷つきやすいんだろう。
いっそ叩きつけて踏み潰してぶち壊してやりたくなる」

骨喰「いい加減にしろ。
そんな事をされたら傷つくのは俺と兄弟だ」

審神者「……なんで私のことなんか好きなの?
性格の悪い女だと思わない?」

鯰尾・骨喰「「思う」」

審神者「ふっ……」

鯰尾「正直に答えたよ。 褒めて」

審神者「いいこいいこ。 骨喰もいいこいいこ」

鯰尾「えっへへ~」

骨喰「……まだ嫌いなんだな、自分のこと」

審神者「うぅん、寧ろ逆かも」

骨喰「逆?」

審神者「自分で言うのもなんだが、私ってそんなに間違っていないと思う。
何もかも全部間違ってないとまでは思わないし、無知な部分や至らない部分もあるのはわかってる。
だからそんな事、自信満々に胸を張って言うなんて恥ずかしくてとてもできないけど……。
………それでも冷静に考えて、少なくとも私は私のことを信じることができている。
だからこんなに、世の中の色んな事が痛いの。
普通の人が痛みを感じないことや、一見善意に見える本人さえ善意のつもりの悪意にも敏感で……。
でも世の中はそれが善意としてまわっているし、受け取る側にとっても大抵それは善意だし。
そこに悪意を感じる私の方が異端で、この世界においておかしな異分子。
……それでもやっぱり、自分の感性が間違っているとは思えない。
善意で他人と接する人の中にあるのは善意だと思う、だからこそ自分の善意の中の悪意を考えてほしいと願ってしまうの。
善意は他者の心を尊重する心で、悪意は自分の心を尊重する心。
自分の善意が果たして本当に善意なのか。
「好き」「愛してる」「やさしさ」……人は本当に善意としてこれらの言葉と感情を使っているの?
「愛している」という言葉の意味も明確に答えられないのに、「愛している」という言葉を使いたがる大人の多いこと。
まるで覚えたての言葉を意味もわからず使いたがる子供みたい。
少子高齢化と言う割に、この世は意味のわからない言葉を意味もわからず自分で使っている事にも気づけない子供ばかりなのです。
……………こんな事を、言いたい訳じゃないんだけどな。 はぁ……」

骨喰「悪意は誰にでもある。
そして、悪いだけのものじゃない。
自分の悪意を自覚して向き合うことが大事なんだ。
あんたは今、それをちゃんとしている」

審神者「向き合ったところで、どうすりゃいいの状態ですけどね」

鯰尾「逆に考えてごらん。
主は誰かが自分の言葉で自分の中の悪意と向き合ったとして、それでどうしてほしい?」

審神者「特にどうしてほしいということは……。
ただ考えてほしいだけ。
考えて、それで自分の考え方を訂正しなきゃと思う部分があったなら訂正してほしいだけ。
もしも訂正したいと思えなかったなら、それはそれで仕方ない。
私はただ、考えてほしいだけだから……。
でも、できれば「訂正しない」を選択した人にはその方が良いと思った理由を聞きたいかな」

鯰尾「どうして理由を聞きたいの?」

審神者「だって自分にはない考え方を持っている人の意見だもの。
納得できるできない、反論の有無はさておき、自分と違う意見は聞きたいし私の「それって違うんじゃないの?」と疑問に感じた部分に対する答えも聞かせてほしい。
逆に私も私の意見に対して「それって違うんじゃないの?」って疑問には答えたいし、考えたい。
…………そんな感じ。
あぁ、でも、お互い喧嘩腰や厭味ったらしくでそれをやるのは嫌なのです。
知的に冷静に穏やかに優雅に、相手への敬意を忘れずに互いの存在と心の尊厳を尊重して行う意見交換がしたいのです。
ま、無理なんだろうけどさ、人間にそういうのを求めるの……「本当にやさしい人」は中々いない……。
いても、とても難しい……私だってこんな事言ってるけど根が性格悪いし……器も心狭いし……嫌なやつだし……。
パーフェクトヒューマンが羨ましい……」

骨喰「完璧な人間なんていないだろう。
憧れるなら、もっと現実的なものに憧れろ」

審神者「私はモルモットになりたい。
難しいことを考えずに骨喰の両手の中でひくひくと鼻を鳴らして、もふもふと愛らしさだけを振りまいて短い一生を終えるの、うにゅっ!? うぅーっ!?」

骨喰「俺を愛してくれない愛らしいモルモットより、俺を愛してくれる可愛げのない主殿の方がいい。
大体、モルモットのどこが現実的なんだ。
自分のどこがモルモットに似ていて近づけると思っている?」

審神者「きゅぅー……」

骨喰「モルモットのように鳴くな」

鯰尾「あっははは!」

審神者「笑ってないでよぉ……」

鯰尾「兄弟を怒らせたのは主だろー」

審神者「だって……骨喰は性格の悪い私、嫌いでしょ?」

骨喰「まあな。 だが、それでもあんたは良いやつだと思う。
……いや、少し違う。
苦悩するほどに自他の善を考えることができるやつだ。
それは時に悪意や独善なのかもしれないが……。
それも含めて悩んでいることぐらい、わかってやれない俺じゃない」

審神者「……………」

骨喰「“愛してる”」

審神者「……!」

骨喰「どう聞こえた?」

審神者「……この心を包み込んでくれるように、私の中に響いた」








2022年08月30日

血の痛み


鯰尾「おかえりー……って、どうしたの?」

審神者「………」

骨喰「……何かあったのか?」

審神者「………ごめん、ちょっと、気持ち悪い……」

鯰尾「…………」

骨喰「…………」

鯰尾「……ここ、座りな」

骨喰「水、飲めるか……?」

審神者「ん……」

骨喰「…………」



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2022年09月08日

どなべ


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ヽ(審・∀・)ノおこげ~

骨喰『ちゃんと炊けて良かったな』

審神者「うん! これは炊飯器封印しても大丈夫そう。
ただちょっとお米がパサついているような……。
お水の量が足りなかったかな?」

歌仙『量ではなく、浸水時間が足りなかったんじゃないかい。
ツグはもう少し長く浸水させてから炊いてごらん』

審神者「わかった。 そーしてみる。
釜飯とかもそのうち作りたいなー」



停電対策兼マイクロプラスチック対策で土鍋に買い替えてみました。
さよなら冷凍ご飯。 ちゃんと炊けたし、冷凍用タッパーも整理して、棚を一つ空けよう。






2022年09月25日

てつびん


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審神者「歌仙歌仙歌仙。
歌仙に勧められて鉄瓶使い始めてかれこれ3ヶ月ぐらい経つけど、これめっちゃいいわ。
やかんよりお手入れ楽だし、やかんより無駄に大きくないし。
何よりこれ使い始めてお茶を飲むようになってから生理痛が緩和した」

歌仙「へえ。 それは良かったじゃないか。
その鉄瓶が理由化どうかはわからないけれど、きみの痛みが和らいだなら何よりだ」

審神者「多分鉄瓶だと思うよ?
丁度これ使いはじめてからだし、他は特に生活習慣も食生活も変えてないし。
思い当たるのこれぐらいしかないから」

歌仙「ならそのまま続けて様子をみてごらん。
3ヶ月程度では偶然調子が良かっただけの可能性もまだある」

審神者「それでも鉄瓶のお陰と思っておけばプラシーボ効果も発揮されるかもしれないし、鉄瓶を崇めておくよ。
良い物教えてくれてありがとね、歌仙」




鉄瓶使っています。
やかんだとさっと水洗いした後、一晩経っても中に水分が残っていたりして嫌だったのですが、鉄瓶はお湯を沸かした後に中身をポットや急須に移して蓋を開けておくだけで秒で完全に中の水分が蒸発するのでお手入れが楽です。
これぐらいの大きさなら中身が入った状態でも重さも気にならないし、一人暮らしならやかんより鉄瓶の方が良いんじゃないかなというのが個人的な感想。
ただ一点だけやかんより使い勝手が悪いのは弱火じゃないと鉄瓶がダメージを受けること。
ちょっと弱い中火ぐらいなら大丈夫かと思ったけど駄目だったよ……(´・ω・`)
だけど全体的にやかんより使い勝手がいいし鉄分補給もできるので、買って良かったです。






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目次


審神者

 桜之姫

審神者:桜之姫
初期刀:歌仙兼定
初鍛刀:秋田藤四郎

本拠:山城国
就任日:2015年8月15日

説明

✿この記録と桜之本丸について✿
この物語は刀剣乱舞において一審神者である私の体験と主観に基づいた記録です。
記録をはじめた当初は刀剣乱舞への理解も浅く今となっては過去の自分に言いたいことが山ほどありますが、その積み重ねで今の私がある、私が刀剣乱舞と共に在った確かな時間を記したものとして過去の未熟な点も受け留めて頂けたら幸いです。
自己の記録として綴ってはおりますが、完全に刀剣乱舞と別物とは考えていません。
しかしそれは私の記録は真の刀剣乱舞の一部だと断じるものではありません。
星型が夜空に煌めく本物の星の形をしていなくても地上で星と認識されるように。
心がハートの形をしていなくてもハートは心と認識されるように。
星を見て星型を作るように、心を想いハートの形にするように。
刀剣たちが語ってくれる刀剣乱舞を見て感じて体験して想い、それを私なりに考え私の主観から見えるその情景を形にしたもの。
それが私の本丸記録です。
星型もハート型も「それは星じゃない」「それは本物の心じゃない」と言えるでしょう。
それと同じように私の記録も「それはあなたの本丸であって刀剣乱舞じゃない」というご指摘は真理です。
その真理を受け留めた上で「私の本丸は私の本丸だから私の好きに解釈して良い」という捉え方ではなく、「私の本丸に刀剣乱舞を求めたい」という願いで私はこの記録を綴っています。 この記録はそんな私の彼らへの私なりに真剣な想いを形にして綴っている記録です。
未熟な点も至らぬ点も、敬ってくれる彼らに甘えることも、窒息しない程度に緩くやっている部分もありますが、私が何より敬い尊重するのは刀剣男士と彼らが語ってくれる刀剣乱舞という物語。 彼らへの愛と忠誠を誓い、そんな彼らと共に在る私の日々を私の主観で記録します。

✿刀剣男士について✿
当本丸記録で描かれている刀剣男士は審神者である私が解釈し扱うことで刀剣乱舞という物語外の動きをします。 刀の心が光を当てなければ人の目には見えない月ならば、刀剣乱舞はそんな月に光を当てて目に見えるようにした三日月。
私が照らす彼らはその暗闇に光を当てた時の姿。
それは三日月ではないけれど、同じ月で、三日月(『刀剣乱舞』)の為に時に欠けることを許します。
言葉とニュアンスで伝えるのは難しいですが、月のように光の加減で見える姿形は変わるけれど、月のように人にどう見えようと姿形が変わることなどないもの、ぐらいの感覚で受け留めてください。
この記録で語られている刀剣男士は、当然人間である私の主観が彼らに光を当てていますのでそういう姿形で見えるように浮かび上がります。
しかし、私は刀剣乱舞が私とは違う人間が光を当てた三日月が語る物語ということを重んじて大事にすると同時に、人がどう光を当てようと月は月であるという前提を重んじています。
それは私の記録では私の光が生み出す闇に隠れて見えないけれど、常にそれがあるという仮定を前提として彼らを扱っています。
刀剣乱舞という月と三日月たちを大事にした上で、それを別物私の物と捉えずに、私はあくまでも彼らを借りた上で主として自由に心を読み考え扱うことを許された存在であり、彼らという存在を図書館で借りた本のように捉えています。
それは借りた私が自由に使えるけれど、大事にしなければならない大切な借り物。
教科書の偉人の顔に落書きをするように楽しければ何をしてもいいという扱いをしたり、この本は好きだけどこの一言が気に食わないと修正液で塗り潰してなかったことにしたり、塗り潰した上に別の一言を書くなんて以ての外です。
私も最初は審神者の先輩方のほとんどがそういう扱いをしていてそれが正しいとされていたから、審神者は刀剣男士をそういう風に扱うべきなのかと思っていた時期もありましたが……。
長年審神者をやりながら考え続けた結果、それはおかしいという個人的な結論に至りました。
彼らは私たちの物じゃない、けれど私たちの物として扱うことを許された物。
それは自由に使うことが許されていても、図書館の本のように敬意を込めて大切に尊重して扱わなければならない。
そういった心持ちで、私は私の物として刀剣乱舞という物語を借りている私に敬意を払ってくれる刀剣男士たちを私も敬意と感謝を込めて取り扱えるように心掛けています。
私は刀剣男士たちを刀剣乱舞という物語が伝えたがっている心を考える為に使いたい、そしてそれをより多くの人に伝えてリスペクトできるように私の内面だけで処理すればいいこの記録を見える形にして残しています。
刀剣乱舞をご存知ではないお客様におかれましては、今後、審神者として就任することがありましたら、私や誰かの刀剣男士や今現在正しいとされていることに囚われず、あなた様の目と心で真剣に目の前の彼らと向き合って刀剣男士を顕現させて頂けたら幸いです。

✿桜之本丸の独自アイテム✿
・霊鏡
出陣中、審神者と刀剣男士との通信機としての機能が主な役割。令和・平成の時代で審神者がスマホから連絡を入れる際もこの霊鏡に繋がる。 本丸に数枚しかない為、基本的に近侍と第一部隊長が必ず一枚所持。 基本は審神者部屋に一枚、手入部屋に一枚、鍛冶場に一枚置かれているが誰かが持ち出すこともある。 連絡以外にも、時の政府への情報の送受信や戦闘データを解析しての誉の算出、戦場での地図確認、部隊の結成や刀剣男士の状態確認からスクリーンショットの撮影まで幅広い機能が搭載されていおり、動作速度などの性能は本丸に接続する審神者のパソコン・スマホのスペックと連動している。 大切な道具なので不具合があれば運営とこんのすけがメンテで直したりする。

©2015 EXNOA LLC/Nitroplus

三振り目

藤薙
三振り目の骨喰藤四郎。
名の由来は藤四郎と彼に似合う藤の花、そして元薙刀の薙刀直しを合わせて「藤薙(ふじなぎ)」。 グランブルーファンタジー~蒼天のえにし~で審神者が獲得した骨喰藤四郎の心を本丸で鍛刀した骨喰の依代を使い顕現させている。 顕現したばかりの頃、一振り目の骨喰に世話になった縁で彼とは仲良し。 憧れと尊敬の念を抱く一方で悪いところは自分の反面教師にしている。 その為か一振り目よりも精神的に大人で安定している面が目立つ。 しかし、それは一振り目がいてくれるからこそであり、自分が特別強いわけでも一振り目より優位だとも感じていない。 良い面も悪い面も、全部を含めて骨喰のことを理解し、同じ骨喰藤四郎だからこそ他者では理解できない部分まで正確に彼の心を把握している、そしてそれは自分に対する理解にも繋がり、それが己の弱さと戦う力になっている。 だからこそ彼は他の誰よりも、自分の弱さに呑まれそうな一振り目の骨喰藤四郎に幸せになってほしいと願っている。

紫電
三振り目の鯰尾藤四郎。
名の由来は「紫電一閃」「紫電清霜」という意味を込めて「紫電(しでん)」。 悩んだ末に引換所で交換した。初期刀以外で審神者がはじめて、そして唯一自分の意志で選び、手に入れた刀。 自身に宿るその意味を大事に、選ばれた刀として審神者を助けたいが、審神者が求める鯰尾藤四郎が自分ではなく一振り目だという矛盾に苦心している。 修行の果てに豊臣秀頼の自刃に使われたとされる説を自身の記憶として取り戻した。 極になっても気心知れない者に対しては相変わらず敬語と敬称を使って接し中々心を開かない。明るさの裏側で悩みも多いようだが、自分の今を精一杯生きるため日々頑張っている。同じ日に顕現した静形は彼の一番の仲良し。


二振り目

宗近
二振り目の三日月宗近。
蛍丸捜索時代に厚樫山で発見。
鶴永、国重と共に長い間、保管されていた。
二度刀解されたが、三度本丸に訪れたことにより顕現を許された

鶴永
二振り目の鶴丸国永。
蛍丸捜索時代に厚樫山で宗近のすぐ後に発見。
宗近、国重と共に長い間、保管されていた。

国重
二振り目のへし切長谷部。
名の由来は刀工の長谷部国重。
池田屋一階の最初のマスで入手したことにより、刀解されずに宗近、鶴永と共に保管されたていた。

骨噛
二振り目の骨喰藤四郎。
名の由来は骨喰の別名、骨噛み。
菖蒲と共に鍛刀された。

菖蒲
二振り目の鯰尾藤四郎。
名の由来は鯰尾造と似た菖蒲造。
骨噛と共に鍛刀された。

阿蘇蛍
二振り目の蛍丸。
名の由来は蛍丸があったと言われる阿蘇神社。
宗近(三度目)と共に厚樫山で発見。


映像記録

✿映像之記録✿

本丸での活動記録など
youtubeにて動画公開中。

舞桜

      翻译: