第94回家に侵入したロシア兵「俺の相手を」 性暴力の悪夢、グレーの瞳に涙
チェルニヒウ州=高野裕介 マカリウ近郊=高野裕介
10分間、生き抜くことだけを考え、耐えた。
3月28日、午後9時すぎ、ロシア軍が占拠したウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊のチェルニヒウ州の村。オクサナさん(30)=仮名=の自宅の青い鉄扉を開け、泥酔した様子の男が入ってきた。目出し帽をかぶったロシア兵だった。
「俺の相手をするか、殺されるか。どっちがいいんだ?」
2週間ほど前、自宅の捜索に来ていた男だった。そのとき、男はオクサナさんを見て、「きれいな女だな」と、不気味な言葉を残していた。
ライフル持った兵士 家には4歳の娘と母が
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- 【視点】
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