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2023年7月17日月曜日

man-of-war

今日は海の日の祝日です。昨日より関東地方は良く晴れて気温上昇、危険な暑さと報道されています。既に梅雨明けしたような空模様です。

さて、夏本番といったところですが、海開き、プール開きの季節ですね。海水浴にはここ数年行っておりませんが、海水浴につきものなのがクラゲではないでしょうか。

クラゲを英語で"jellyfish"と言いますが、別名"man-of-war"(man o’ war)とも言います。


Sharks are getting all the bad press, but race for the arrival of another ocean danger — the Portuguese man o’ war, experts told The Post.

The jellyfish relative can show up now through August — depending on offshore winds from the tropics — and can surface from Montauk to the Jersey Shore.

(中略)

The man-of-war fires barbs from its tentacles that are loaded with toxin, meant to incapacitate and kill anything — usually its fishy lunch — that brushes against it. Its cells still fire even if the critter is dead and washed-up on shore.

The sting rarely kills humans, but can cause intense pain and cause welts on exposed skin
(Dean Balsamini. NY swimmers should brace for ‘devastating’ Portuguese man o’ war, expert says. New York Post. July 15, 2023.)


記事中、


Portuguese man o’ war


と出てきますが、これはカツオノエボシ属のクラゲの総称、俗に言う電気クラゲを指します。

クラゲになぜこのような名前が付けられているのでしょうか?

実は、"man-of-war"というのはフリゲート艦、つまり軍艦を指すのですが、海面を漂うクラゲの姿態にフリゲート艦との類似性を見た人がクラゲを"man-of-war"と呼ぶようになったと言われています。("man"には、"ship"の意味があります。)

「ポルトガルの」(Portuguese)という形容が付いているのは、ポルトガルのフリゲート艦に似ていたから、ということらしいです。

ちなみに小生が"Portuguese man-of-war"という言葉に最初に出会ったのは、ヘミングウェイの「老人と海」(The Old Man and the Sea)を読んだ時でした。


…and nothing showed on the surface of the water but some patches of yellow, sun-bleached Sargasso weed and the purple, formalized, iridescent, gelatinous bladder of a Portuguese man-of-war floating close beside the boat.
(Ernest Hemingway. The Old Man and the Sea.)


2018年8月23日木曜日

to a crawl

グーグルニュースのヘッドラインを斜め読みしていたら、以下のようなタイトルが目に留まりました。


As California firefighters battled the state's largest wildfire, Verizon throttled their data
(CNN. August 22, 2018.)


少し前にカリフォルニア州で山火事があったニュースは知っていましたが、通信会社のVerizonが何で出てくるのかよく分からず、記事を読んでみました。


A Northern California fire department says Verizon slowed its wireless data speeds to a crawl last month, rendering some of its high-tech tracking equipment almost useless as firefighters battled the largest wildfire in state history.

In an August 20 court filing, Santa Clara County Fire Chief Anthony Bowden said his department relies on internet services to keep track of fast-moving fires and coordinate resources and efforts among emergency personnel.
(ibid.)


読んでみてやっと分かったのですが、山火事対応で消防当局が奮闘する中、Verizonが通信規制を行ったために、対策本部のデータセンターの通信に悪影響を及ぼし、消火活動にも影響が出たたということのようです。

記事の中で、


Verizon slowed its wireless data speeds to a crawl


という部分の表現に注目したいと思います。

"to a crawl"の"crawl"は水泳の泳法の1つであるクロールのことです。

クロール泳法では足、はバタ足で、両手を交互に掻いて進みます。4泳法の中では最もスピードが出る泳ぎですが、"crawl"の動詞の意味は「這って進む」であり、ゆっくり、のろのろ、です。

昔、アメリカで交通渋滞にはまって約束の時間に遅れるという同僚が、運転する車から携帯電話口で、"We're crawling..."と言っていたのを思い出しました。

"crawl"の語源ですが、古ノルド語に遡るようですが、一見何の関係も無い、カニを意味する"crab"とも同根というのは興味深いところです。手で掻き分けて進む(claw one's way)という意味合いがベースにあるようです。

泳法のクロールという意味が生まれたのは20世紀になってからで、英国人スイマーのFrederick Cavillがクロールの泳ぎ方と這いつくばって進む動きに類似性を認めて言い始めたことからです。


2018年8月20日月曜日

離岸流 ― rip current

海水浴シーズン真っ只中ですね。

先週は私も次男を連れて房総半島の太平洋に面した海水浴場へ行きました。

岸に打ち寄せる波がきつく、サーフィンを楽しむ人たちには絶好のスポットらしく多くの人がボードを持って海に入っていました。

海とは怖いもので、不幸にも海水浴で命を落とす人は後を絶ちません。海水浴での事故で多いのが、離岸流によって沖に流されてしまうものです。訪れた海水浴場でも離岸流についての注意書きがそこかしこに貼ってありました。


A 49-year-old Methuen man has died and a 47-year-old Methuen woman was listed in critical condition after several swimmers were rescued — some by a good samaritan visiting from Boston — from a rip current Sunday off Seabrook Beach in New Hampshire, officials said.

The pair from Massachusetts were both given CPR and sent to nearby hospitals for treatment, according to a statement from New Hampshire State Police on Sunday night. Officials did not provide further information about the victims’ identities.
(Mass. man dies after several swimmers rescued off N.H. beach. The Boston Globe. August 19, 2018.)


事情は海外でもおんなじで、やはり離岸流によって沖合に流され溺れてしまう海水浴客がいます。

離岸流のことを英語で、


rip current


といいます。

"rip"は引き裂くという意味の動詞"rip"から来ていると辞書にありました。

海上保安庁のホームページによりますと、離岸流とは「海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れのことです。」とあります。

解説のイメージ図を見ると、浜に押し寄せる波(向岸流)とそれが沖に戻ろうとする際に生まれる離岸流が示すイメージは、離岸流がちょうどものを引き裂いたように見えなくもありません。恐らくはそのイメージから来ているのではないかと思われます。


2010年8月13日金曜日

露出度がアップ!? ― clothing-optional

暑い夏は肌の露出度もアップしますが、プールやビーチではなおさらのことで、時には目の遣り場に困ることもあります。

日本にもあるのか知りませんが、海外には"nudist beach"と呼ばれるエリアがあるらしく、こうなると露出度アップどころの話ではなく、”素っ裸”ということです。

このようなエリアを表現するのに、"nude"は直接過ぎるからなのか、"clothing-optional"という表現が使われているのを興味深く思い、取り上げました。

ちなみに、下記の引用記事で出てくるAANRとは、American Association for Nude Recreationの略だそうです。小生には全く理解できない世界ですが、素っ裸になることで吹っ切れる、のでしょうか!?


While enjoying a nude beach experience means lowering your inhibitions, there are times when you’re expected to raise your towel. (See what I mean by weak jokes, Jerry?) Among its rules of etiquette for nude beaches, the AANR says ”for those visiting the nude section of a local beach, dress before leaving designated clothing-optional use areas” so that you don’t upset vacationers in areas where clothing is required. Along those lines, says the association, “always carry a towel with you when you leave your spot on the beach, whether to sit on or wrap around yourself when you walk to public areas such as picnic benches, food stands, [or restrooms], you will be more comfortable, as will those around you.”
(Paul Eisenberg. How to Hit a Nude Beach. FOX News. July 23, 2010.)


"clothing-optional"なエリアにもしきたりがあるそうですが、お盆休みを海外で過ごされていてそのようなエリアに興味ある方、あるいは今後その予定のある方は読んでみてはいかがでしょうか?(記事のURLはこちら。)

今週のテーマ、海水浴・プールはこれで終わります。

2010年8月12日木曜日

閑話休題 ― お庭にプール、コストはいくら?

海水浴、プールの記事を検索していて興味深い記事がありました。

プールと言えば市民プールか学校のプールしか思い浮かばない一般庶民の小生ですが、世の中には自宅にプールを持っている人もいますので、そういう人にとってはプールとは自宅のお庭で楽しむレジャーです。

誤解なきよう・・・。ここで言うお庭のプールとは、空気を入れて膨らませてホースから水を入れるビニールタイプのプール(pop-up pool)ではなく、所有する土地を掘って作るプール(inground pool)のことです・・・。

アメリカで同僚の家を訪問する機会がありましたが、裏庭にプールがある家は、特に郊外であれば珍しいものではありません。

ところで、このような自宅のプールを持つ場合のコストはいくらくらいかご存知でしょうか?初期コストは?毎年のランニングコストは?

答えは・・・


How's the pool?

You're probably getting a lot of use out of it this sweltering summer. But how much is it really costing you?

If you don't have one you may be wondering–are they worth the expense or is a pool just a money pit with floating chairs?

"It's definitely not an investment," argues Jim Holtzman, financial planner at Legend Financial Advisors in Pittsburgh. "It's a big liability, if anything."
(Brett Arends. Taking a Bath on Your Pool. Wall Street Journal. August 11 2010.)


自宅の庭にプール建設を予定されている方、または興味ある方は、こちらにアクセスして記事の続きを読めばコストが分かります。ひょっとしたら作るのを思いとどまるかも・・・。

水遊び用オムツと幼児プール ― wading pool

つい今しがたYahoo!のヘッドラインを見ていたら、市民プールなどで水遊び用オムツが規制されているというニュースが出ていました。オムツのまだ取れていない子供をプールに連れて行っても遊ばせることができないのですが、水遊び用オムツをつけていれば幼児プールも利用できるか、という問いについて是非が真っ二つに分かれているそうです。規則は規則なので従わなければならないことになりますが、小さな子供を持つ親には歓迎されない規則でしょう。

水遊び用オムツは、英語で、


swim diaper


と言います。私の経験からは、水遊びオムツ使用不可というところが多かったように思います。(特に、市民プールなどの場合。)

アメリカの事情は詳しくありませんが、swim diaperが普及していて、幼児プールであれば水遊びオムツ着用であれば利用可能なようです。

ところで、幼児プールと言えば、水深が10センチくらいしかない浅瀬のプールです。"kiddie pool"、"baby pool"などと表現されますが、アメリカでは、"wading pool"という表現もするようです。"wade"とは、水の中を歩いて行くことを指しています。


LEWISBURG — Parents are furious that children in diapers have been banned from a public pool, arguing that they face paying regular prices for limited access and difficulty watching their other children throughout the rest of the facility.

James Marshall, of Lewisburg, said he takes his two children — a 6½-year-old son and 2-year-old daughter — to the Lewisburg Community Pool nearly every day during the summer.

(中略)

The new rule forces Marshall to stay at the kiddie pool with his daughter while his son swims in the nearby main pool, largely unsupervised.

(中略)

Marshall also told the board that the kiddie pool does not have a lifeguard, and a sign is posted warning that no lifeguard is on duty at an adjacent wading area.

"We're forced to have our children swim at risk?" he asked. "The closest lifeguard has their back to us."

Pool manager Ginger Kiernan told the board there is a roving lifeguard who frequently keeps an eye on the shallow wading pool.
(Gina Morton. Tots in diapers restricted to kiddie pool. The Daily Item. July 23, 2010.)


この記事では、水遊び用オムツの是非というよりも、幼児プールと(遊泳用の)メインプールの2つがあるプール施設において、運用側と利用者側との利害の衝突が焦点になっているようです。

水の事故は後を断ちませんが、事故を防止するための規則は近年ますます厳しくなっているようで、利用者側も負担がかかるようになっているようで、難しいところです。

記事のURLはこちら

2010年8月11日水曜日

犬掻き ― dog paddle

今週のテーマ: 海水浴、プール

全身運動として、スポーツの中でもとりわけ健康なものとして取り上げられることが多い水泳ですが、マラソンなどの他のスポーツと較べて死亡率が低いというリサーチがあるようです。

尤も、データに恣意的なところがあるという批判もあり、この手のリサーチは話半分で聞いておいたほうがよさそうですが、健康的なスポーツであることには違いないでしょう。



And though the study did classify the runners and walkers by pace, it didn't specify swimming paces at all. I've spent a lot of time in pools, and believe me: Pace matters.

Some people dog paddle a bit and never get their hair wet, while others are dynamos — such as the 23-year-old guy who swam 50 yards (down and back in a normal pool) in 19.69 seconds at the recent U.S. Masters Nationals in Atlanta.

"The data are interesting because they look at different kinds of activities," says I-Min Lee, an epidemiologist at the Harvard School of Public Health who also studies physical activity and health. "What is encouraging, though by no means definite, is that swimming may be more beneficial than other sports if that is supported by other data. There are so many things people can do. You can pick what you like. We're not forcing everybody to run or play tennis."
(Swimming with the fittest? Los Angels Times. July 19, 2010.)


記事のURLはこちら

2010年8月10日火曜日

色々な浮き輪 ― flotation devices

今週は、海水浴・プールをテーマにお送りしています。

さて、プール遊びに欠かせないものといえば浮き輪ですが、最近はいろんな種類のものがあり、毎年プールに行くたびに新しい種類のものを見かけ、驚きます。

中にははた迷惑な巨大なものがあり、特に混雑したプールでは閉口してしまうのですが・・・。

”子供を水の危険から守る6か条”というような記事を目にしました。その第2条に、適切な浮き輪を使用すること、というものがあります。


2. Use proper flotation devices

Always have your child wear a U.S. Coast Guard-approved life jacket in and around water rather than air-filled or foam toys ("water wings," "noodles" or inner tubes). The latter are toys that are not designed to keep swimmers safe. "Parents often underestimate the need for supervision and certified flotation devices," says Dr. Kathy Nuss, associate medical director of trauma services at Nationwide Children's Hospital in Columbus, Ohio. She adds that many parents are surprised to learn that even a relatively shallow depth of water can cause drowning.
(Madonna Behen. 6 essential tips to avoid swimming dangers. KNDO. August 9, 2010.)


記事中、"flotation device"は勿論浮き輪のことですが、我々が日常”浮き輪”と呼んでいるものは、"toys"とされており、"water wings"や"noodles"などが例示されています。ところで、"noodles"って何?と思いましたが、皆さんはご存知でしょうか?

多分、日本では市販されていないのではないかと思いますが(楽天市場にもありませんでした)、こんなスポンジの棒みたいなものを自分の好みの形に変形させたりして遊ぶもののようです。別名、"water woggle"とも言うそうです。"woggle"という単語も見慣れないものですが、この単語についてはまた後日。

"water wings"は、これは見かけたことがありますが、赤ちゃんなどで両腕の肩や肘周りに空気で膨らませたものを取り付けているアレですね。

上記記事の”6か条”に興味のある方は、こちらをご覧ください。よく言われることですが、アメリカはもっと徹底していますね。

2010年8月9日月曜日

猛暑です・・・ プールでばちゃばちゃ ― splash

全国的に猛暑が続いています。30℃を超す外気温だと、じっとしているだけでどうにかなりそうです。

水にザブンと浸かりたくなるのは誰も一緒でしょう。小生も子供と共に昨日はプールへ出かけましたが、芋の子を洗う、とはこのことで、駐車場は勿論、流水プールは、流される子供がジャガイモなら、大人は流木か、といったところでした。

小生の子供もスイミングスクールに通っていますが、発案は妻で、最近の小学校は水泳を真剣に教えないのだとか。そのせいで、泳げない子供が増加しているとも言われているそうです。

そのインプットがあったせいか、今日の記事で、アメリカでも同様のレポートがされていることが目に留まりました。


With so many children headed to area pools during the summer, the number of them who can actually swim may surprise you.

Wilson Pool is filled with children during the hot summer months, But a University of Memphis study says that a little over 50 percent of children can only splash around in the shallow end of the pool.

The 2008 study conducted by the University of Memphis says that almost 54 percent of children between 12 and 18 can do no more than splash around in the shallow end of the pool.

Wilson pool lifeguard Gordon Mitchell says he agrees with those numbers. He says the majority of swimmers at Wilson Pool have taken swimming lessons at the pool, but he can definitely tell when a child hasn't had lessons at all.
(Kumasi Aaaron. Study Shows Over Half Of Children Cannot Swim In Deep Waters. KFSM-TV. August 8, 2010.)


記事のURLはこちら

"splash"とは、水や泥をはねかける、散らす、という意味ですが、ここでは子供がプールで水をばちゃばちゃとする様を指していると言えるでしょう。12~18歳の半分以上は、”かなづち”であり、浅瀬でばちゃばちゃするのがせいぜい、というレポートは衝撃的です。

今週は、水泳をテーマにお送りします。
 
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